湖国三景めぐり (2) 名武将の拠点

巷で売っているものが一気に秋化してきた。服はすでに長袖主流で「秋コーデ」をアピール、スーパーでも栗のお菓子芋のお菓子に秋フレーバーのビールにチューハイ。早いな。まだめっちゃ暑いやん。暑いうちにさっさとそうめん食べよ。
さて引き続き6月の滋賀、別の街に移動。

梅花藻だけで帰るのはもったいないと、県内で他にも訪問地を作っておいた。次はこちら。

「表門」と「大手門」があって、どっちがいいかわからんかったんでとりあえず後者を選択。

入場券を買い、いきなり坂をだらだらと登る。まあそういうもんだ。だって城だから。

というわけで彦根城である。少なくとも自分は10年以上ぶり。現存天守攻略としてはカウント増えないけど、撮り直したかったのでよし。

おや? そんなところに人だかり。さてはあのお方ですな。

そう、彦根城といえばひこにゃん。きゃー。今日もかわいいねー。方々から向けられるカメラやスマホへ即座に反応、きっちりファンサを飛ばしてくれるサービス精神。暑い中おつかれさまです。

城主(?)にご挨拶を済ませたところで、もちろん天守に登る。各方面ともまずまずの視界。琵琶湖がよく見える。

スポーツ公園や住宅街の向こうには東海道線の姿、そして伊吹山。

おっと新幹線も見えたぞ。なんなら2本通った。さすが高頻度運転区間は違うね。

天守を出て下る途中、天秤櫓が内部公開されていたので寄っていく。

思ったより広い。防御を固めた側は壁が倍くらい分厚くなっていたり、さすがは守りの要。

あと植物に覆われすぎてよくわからんが、左と右では石垣の積み方がまるで違う。近代の再建じゃない城ならではのおもしろさ。

では表門へ…ってこっちえらい急やな! この長さと高さの階段、下る方でよかったわ。

せっかくなので、天守だけでなく近隣施設も合わせたセット券を買ってみた。

まずは博物館。彦根といえば井伊、ひこにゃんの元ネタでもある赤備えの甲冑一式を拝見したり、

まるで古風な温泉旅館のような藩主の住まい(「表御殿」)を歩いたり。

昭和期の復元とはいえなかなかの雰囲気。

井伊家の美術品などが多数展示されており、入れ替え展示では和楽器が大量に。当時の当主が相当のコレクター気質だった模様。

一部は鉄筋コンクリートとはいえ、うまいこと作ったもんだ。

ではもう1ヶ所行こう。

あーなるほど、それで博物館前が賑わってんのか。次のひこにゃん出現が迫る中、当家は表門から北へ。

内堀の外側に庭園が設けてある。玄宮園といって、これもやっぱり井伊家によるもの。近江八景(つまり滋賀県内のナイスな景色)をモチーフにしているとのこと。

大きな池越しに天守も見える。

こうして、3つの施設を回るうちに気づけば1時間半経過。暑いしちょっと涼んでいこう。

大手門に近い方の「京橋口」に面して、和風の建物が並ぶ通り。城下町をイメージして近年整備された「夢京橋」というらしい。

そんな中、こちらのお茶屋さんの店先に冷たい甘味の看板を発見。

おいしい抹茶ソフトをいただいた。最近の抹茶アイス系、どこもしっかり濃ゆいね。

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