橋のむこう、再会の場所 (8) 寺に願う年始

まあいろいろあって準ひきこもり生活を送っている当家、新たな課題に直面している。えーと、これ運動不足なりません? 家の中でできるのってせいぜいラジオ体操くらいだし。在宅勤務推奨期にも言われてたけど、外出ってそれだけで運動やったんやなぁ。
なわけで久しぶりの松山帰省旅ラスト。

明けて 2022 年。実家でおせちをいただくのも久しぶりだ。

地元の鯛などを使った直球の和風おせちに、いつもの雑煮。今年もお互い元気でやりましょ。

初詣をどこにするか検討の結果、徒歩圏内の神社と寺の2択から後者を選んだ。

どこがどう入口なのか若干カオスな雰囲気だが、れっきとした八十八箇所の札所。石手寺である。

道すがら、父の話に驚いた。自分が生まれる前、社員旅行かなんかで当寺を訪れ、安産祈願をしたらしい。ってそれ直球でご利益もらってないか自分。

行列は境内までつながっており、国宝の仁王門をゆっくり通過して本堂前へ。

そして本堂の幕で思い出す。そりゃあ、ねえ。八十八箇所なんやから真言宗に当たる率が高くて当然。納得しつつおまいりを済ませ、せっかくなので線香もお供え。

札所なので「へんろ道」もちゃんとある。次の札所まで 10km、いきなりの登り。お遍路さんおつかれさまです。

ところで、お昼ごはんどうするよ。そこで手っ取り早いのが境内のお店。

札所の番号そのままの「五十一番食堂」。なんとか4人分の空席を確保できたので、ここにします。

シンプルだけど今の腹具合にちょうどいい、とろろうどん。ついでにセルフおでん。おいしゅうございました。

いったん家に戻って食休みの後、温泉エリアに繰り出した。もちろん浸かるのが目的。

意外にも「椿の湯」は男性だけ入場待ちが発生していた。実際女湯はわりと空いており、のびのびとお湯を堪能。

「飛鳥乃湯泉」も検討したものの、入場1時間待ちと言われて断念。本館がまだ工事中で営業規模を大幅縮小してる影響もありそう。それを差し引いても両親が語っていた通り、確かに観光客はかなり戻ってきているようだ。今回帰省を実行したのも、これだけよそ者が出入りしてるから大丈夫(大阪から行っても目立たない)、との実家コメントに後押しされてのこと。

そんなこんなで、うまい食事とゆとりの時間をたっぷり味わった2泊3日は終了。

混雑を少しでも避けるべく、翌日は午前中に出発、とってもいい天気の瀬戸経由で帰宅の途に着いた。
だが努力も虚しく、山陽道で複数の事故に阻まれ、あえなく渋滞。どうにか赤穂を過ぎて姫路から福崎へ抜け、中国道から新名神へと迂回を図っていたところ、我々の背後でさらに事故。年末年始の帰省シーズン、じこはおこるさ仕方がないさ、と言っても巻き込まれたくはないものである。行き先が四国だからヤッパシンカンセンってわけにもいかんしなぁ。

わが実家への帰省が2年も空いたのは今回が初めて。さいたまにも行きたいところだが、身内に医療従事者がいるからなかなかねぇ。

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