隠遁の里は緑ざかり (5) 実りの山里

むかし住んでいたある地域、便利とは言い難いが、近隣にもっと不便な公共交通不毛地帯があった。そこに関するニュースを見かけた今朝。それ自体は斜め読みで済ますも、どうやら何らかの新線を通す話があると知る。うーん。採算取れる気がせん。
まあそれはさておき6月の大原ラスト。

電話をもらってから15分ほどで、昼食のお店に到着。

KULM(くるむ)さん。18年オープンと帰宅後に知り、いまどきのオサレな外観に納得。

バス停から寂光院側に2分ちょっと行ったあたり。有名観光地のバスターミナルすぐとは思えぬような細道に突然あらわれる(写真奥、道の右側のちっちゃい建物)。

きっちり座っても12席ほどの、こじんまりとした空間。昨今のご時世によりディスタンスも加わり(当家は4人席を2人横並びで使用)、狭さは感じなかった。おもては全面ガラス張り、裏も川沿いに窓があり、そもそも開放感のある造りやね。

最初に通りかかった時点で、注文は決まっていたようなもの。

ワンプレートランチ。公式サイトに掲載がないところからすると、営業縮小中のお持ち帰りメニューが定番化したものだろうか。
内容は日替わりのようで、この日は「生ハムとメロンのサラダ/人参のラペ/スパニッシュオムレツ/丹波地鶏のグリルと夏野菜のマリネ/トリッパのジェノベーゼと豚肉のキーマカレー/甘長とうがらしナンプラー/ナスのマリネ/ごはん」の盛り合わせ。確かこれで 1300 円だが、この品数だとお得感がすごい。ごはんに合わせる相手も多いので、最後まで飽きずに楽しめるし。

セットドリンクはレモネードを選択。暑い中よく歩いた後にぴったり。なお、旦那さんは別料金でクラフトビール。昼間っから飲めるのが公共交通機関利用の特権。

ごちそうさまでした。満腹になったところで、そろそろ帰路へ。

腹ごなしにぶらぶら中、小さな発見が。バス停から国道をちょっとだけ北へ進むと、青看板に「途中」の文字。もしやこれ、以前話題になった「終点のバス停『途中』」がある地域の名では。あとで調べたら正解だった。この若狭路 R367 も鯖街道のひとつだそうで。

市街地へ戻るバスは10数分後。そこそこ立派なターミナルでしばし待つ。

京都バスが複数系統、大原を始発として運行されている。1日数本しかない貴船ゆき。往路に使った国際会館ゆき。そして、これから乗る出町柳経由の京都駅ゆき。我々と同じ選択をする乗客が結構いたが、そうはいってもこのご時世、そしてこの遠隔地。中心部の市バスみたいな超混雑になることなく、出町柳まで過ごした。
ちなみに今回の使用きっぷは、京都市交通局の主導で出している「地下鉄・バス一日券」(900 円)。使えるエリアに限りがあり、大原が北限。道路が混む中心部で地下鉄ワープできるのは大きいし、なんせバス代が結構高いんで(今回のルートだとバスだけで定価 800 円)余裕で元とれる。大原行くならおすすめ。

なわけで、行きは手軽に阪急、帰りはプチ奮発して京阪、の毎度定番コース。難を言うと出町柳付近のおやつ仕入れが厳しく、わざわざ三条まで移動し直したことくらいで。

パン屋さんのおやつをもぐもぐしつつ、ガラガラのプレミアムカーでゆったり。
おそらく、あれからすでに観光客はだいぶ増えたことだろう。といっても当面の間は日本人ばかりだろうし、今回寄りそびれたスポットもあるし、また京都行こう。

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