オトナの修学旅行・斑鳩編 (3) 八角の堂を拝む

一気に日中の気温が下がり、日によっては終日エアコン要らずなこともしばしば。まあもうちょいしたら彼岸ですし。といっても今年はとにかく盛夏と呼べる夏が短くて、あっという間に季節がシフトした感もある。野菜の高騰が心配(突然の生活感)。
では先月の法隆寺ラスト。次回以降は少々おまけ寄り道。

拝観チケットが使えるもうひとつの場所は、少し離れた東院伽藍。

やや小ぶりの東大門を経由して、さらに東へ。この道程がなかなかハード。別に高低差があるわけではない。距離としてもたいしたことはない。だがしかし。

暑いんすよ。どうですかこの陽当たりのよさ。
最初に南大門から西院伽藍へ向かう際、東西の道をひたすら塀伝いに歩いてくる他の観光客を見かけた。そのときは「なんであんなはしっこ寄ってんのやろ」としか思ってなかったが、理由がよくわかった。わずかながらでも日陰に入りたかったんやね。

まねして日陰伝いに歩くことしばし、東院に到達。

かつて聖徳太子が暮らした斑鳩宮の跡地に、奈良時代に作られた東院伽藍。その中央に構える八角形の夢殿が、最大のみどころ。全体形状のみならず、角の柱も中央の仏壇部分も、とことん八角形。
外観は南西側の角から撮るといいよ、と係員さんのアドバイス。まあここしかないよねぇ。北西からも撮れるけど、だいぶ逆光なのと、南側の建物が絶賛修理中のため、いろんな意味で立ち位置は一択。

屋根の突端も八角形を意識している。末広がり発想なのか大陸の影響なのか、8のこだわり。

伽藍を出た裏手には、塔頭寺院や尼寺なども軒を連ねていた。

こうしてひととおり拝観終了。暑い道を引き返し、最後に再び西院前を通る。

これほどまでに人影のない寺社仏閣を目にするとは、去年までは思いもよらなかった。初夏の大原しかり、ここ数年の京都奈良は相当観光客が多かったのだと、改めて感じる今般の事態。しかしこれ、結果として3密回避にはぴったりやね。

例年ハイシーズンには、南大門前の広場は修学旅行生でにぎわっていたことだろう。おそらくそれも途絶えている現在、通過するのは普段使いの道として使う地元の方ばかり。
と思いきや、参道西側に人だかりを発見。制服を着た団体さんが、2階に広い食堂をもつ団体対応の店舗へと吸い込まれていった。食堂前の看板には、首都圏の中学校の名前が複数。楽しみにしていた人もいるだろうし、実施できてよかったね。あとはご安全に。

彼ら同様、こちらも昼食としよう。

営業中の店は限られているように見受けられたので、門からすぐのお店に即決。「梅うどん」の文字に疲労回復を期待した面もあり。

で、梅とろろうどん。やや細く柔らかい麺と、すっぱすぎない梅だしに梅干し。

食事を注文した人向けの「くずきり(小)」もいただいた。
窓越しに、さっきの修学旅行生が境内へと向かうのが見えた。久々に観る団体客の姿に店員さんはうれしそう。あやうく拝観タイミングがかぶるところだった当家は安堵。

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