舟とともにある家 (3) 地物を味わう

朝起きてからずっと左肩が痛い。正確には首から肩にかけての筋全般って感じだけども、じゃあ四十肩なのかと思いきや腕は普通に上がる。肩こりの薬は塗ってるものの、夜になってもまだ痛い。寝違えただけなのか、やっぱり歳なのか。どっちだ。
まあそれはさておき、伊根散策デーの続きを。

海から堪能したあとは、もちろん陸地の散策もするつもり。遊覧船用の駐車場から車を出して、中心部近くの観光向けパーキングに移動。前もここ使ったな。

おそらくプチ岬の先端を埋めて作ったのだろう、海に突き出した形で敷地が確保してある。おかげでキャパもそこそこあって助かる。さすがに連休の好天とあって、区画は大半が埋まってた。

対岸にはいい感じで家がたくさん並んでいる。が、その前にやっておきたいことがある。

前回訪問時にはなかった施設が、ここでも増えていた。駐車場から徒歩わりとすぐのところにある観光案内所。

正確に言うと案内所自体は前からあったけど、大きく変わったのが2階。前を通りかかってふと入口を観たら、食堂あるっぽいやん。前来たときにお食事処をあんまり見かけなかった気もするし、ここに寄っていこう。

てことで、昨年春にオープンしたという「舟屋食堂」にてランチ。いうまでもなくメインディッシュはお魚三昧を選択。刺身も揚げ物もおいしゅうございました。量が多すぎないのも少食にはありがたい。

腹ごしらえを終えて外へ。

舟屋が観光資源として見直された頃から、いろんな箇所の整備を少しずつ進めてきたのだろうな。

公共性の高いアイテムに舟屋モチーフが施されていることも多く、町がどれだけ力を入れているかも窺い知れる。実際、伊根町としての主要産業は漁業と観光の二本柱らしいし。四半世紀前くらいに朝ドラの舞台になったこともあり(最近知った)、さらに今世紀に入って伝統的なんちゃらの指定を受けるなど、注力するきっかけはいくつかあった模様。

今いる地点から東西にそれぞれ舟屋が並んでいる。さて、どっちに行くか。

しばし海を眺めて、とりあえず西へ行ってみることにする。

車道から1階の空間を覗けば海が見える。しまうものが船なだけで、使われ方としては車のガレージとそんなに変わらず「のりものにまつわる小道具」が置かれていることが多そう。

お世辞にも広いとは言えない車道。たまにバスが通る。遊覧船と同じ会社がやっている丹海バス。

軒先にはいろんなものがぶら下がっている。やはり土地柄、海らしいアイテムがしっくりくる。

ところどころに、家がなく海沿いまで出られる箇所も。天気がさらによくなってきたのか、海の青さも増している。

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