欧羅巴行進曲 (50) 第三楽章/Stephansplatz : 2

インフルの予防注射をようやく済ます。こないだ行ったご近所の医者で「事前に電話予約してね」て言うから夕方に電話したら「今から来れます?」。予約から会計まで30分という実にコンビニな注射であった。
さてウィーンの火曜日ラスト。なお、年末年始で話の切りが悪くなるんで、次章は来年再開っす。

中央駅から地下鉄を乗り継ぎ、旧市街中心部へ。ここまでのところ、どの店に行ってもとにかく単品のボリュームがガツンとあったのを踏まえ、量の調節がしやすい、という理由から選んだお店が、本日の夕飯ポイント。

Zum Schwarzen Kameel という、これまたガイドブックに載っているレベルの有名店。振り向けば高級ブランド街。
当初は店内のスタンド席(立ち食い)で食べるつもりだったが、なにか近隣で催し物でもあったのか、皿を置く余地がどこにもない。よって、屋外のテラス席でいただくことにした。雨だけど屋根はあるし、屋根の付け根に設置されたヒーターのおかげで、そこまで寒くはない。

こちらのお店のメインは、ウィーン風カナッペ。店内にはカナッペを陳列するカウンターがあり、そこで好きなものを選ぶと店の人が皿に盛り、一緒にレシートを渡される。それを持って席につき、席でドリンクをオーダー。最終的にカナッペのレシートをウェイターに渡して、全部まとめて精算するシステム。
つまり、最初っから大量に頼まなければ食べ過ぎることもない。小食な当家にはぴったり。

最初に5枚、後から2枚追加。後の2枚はむきえびと豆だったが、勢いでさっさと食べてしまったので写真はない。そんな勢いが出るほど美味しかったということでひとつ。我々が食べた「ウィーン料理」と称されるものの中では最高評価かも。

ふぅ。ごちそうさまでしたー。腹ごなしにまたぶらぶら。

中心部に「著名なトイレ」があるとは聴いていたが、保安上の理由だろう、夜は閉まっている。柵だけでもとてもトイレには見えない風格。

前日明るいうちに訪れたペーター教会も、夜になるとまた雰囲気が変わる。

通りの真ん中に、随分と目立つ背の高い彫像群。現場ではわからなかったが、これはペスト記念柱といって、かつて大流行したペストの終結をきっかけに造られたものらしい。

シュテファン大聖堂も大きさに比例する荘厳さを見せつけていた。

旧市街特有のおもしろポイントのひとつが、現代的チェーンが伝統的建物に入ってること。

なんつー高級そうな H&M ですこと。そもそもここのブランドが似合うタイプじゃないんで店内には入らなかったが、お値段が特別高くなっているわけではなさそうだ。

じゃ、そろそろこの日は撤収。と思ったら、なぜか地下鉄の路線を間違え、U1 ではなく U3 に乗ってしまった。進行方向が間違ってなかったのだけが幸い。

ま、Volkstheater 経由でも帰れるんですけど。ウィーンカードの期限が切れる明朝までは、まだ乗り放題だ。
22:45就寝。この日は途中で目覚めることなく朝までぐっすり寝た。

※続きはこちら→(51) Schönbrunn

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