歓迎の印を求めて (3) 洛中を写す雅
31 May 2019
最近めっきり高止まりしている日中の気温。だがしかし、服は一気に夏とも行かず。七分や半袖ではまだちょっと寒い日もあったり。だからといって長袖着ていくとめっちゃ汗かいたり。中高生の頃は衣替えした途端に冷え込むことも多かったなぁ。
なわけで令和初の京都歩きラスト。
平成スタンプに令和スタンプ。記念品のピンバッジをいただいて、ラリーは終了。
えっ、押してないところがあるじゃないかって? それは大原。日帰りで回るにはそこだけ極端に遠いし、なんせ電車もないし。スタンプ4つで OK としてくれた企画仕様のおかげで助かった。大原はね、あれはそのためだけに出かけないと時間足りないやつですわ。そのうちね。
上写真で台紙と一緒に写っている謎の令和筒は、河原町の高島屋で買った八ツ橋。最初の1週間くらいはベタな商品買ってもええかなと。それとは別に、5月初旬らしく柏餅も仕入れて駅に戻る。京都も梅田同様カフェ難民に陥りやすい場所だけに、もっと確実に座って食べる方法を使おう。それは。
もうおわかりですね。この後入ってくる京とれいん。しかも雅洛の方。
河原町折り返しは25分ほどかかる。到着時刻に合わせて並んでおけば座れるだろうという見立ては正しかった。といっても14時台の話なんで、帰宅者が増える16時台ではそうもいかんかもしれん。
いうまでもなく初乗車。
車両によって座席配置が大きく異なるのが雅洛の特徴。ボックスシートが中心で、2人連れにぴったりな1列向かい合わせ席のある1号車を選んだ。しかし事前にいろいろ写真などは観ていたが、実際乗ると初代以上に内装のこだわりがすごい。和柄や木どころか畳まで。
いかにも和室っぽい丸窓はかつてドアだった部分で、車両中央部だけの特権。外が見えにくいのは事実だが、ここは雰囲気重視。
車端はロングシート。それでもデッキとの仕切りがあるだけで落ち着きが違いそう。
でね。隣の2号車に著名な設備があるんで、交代で観に行く。
こっちはこっちで、ロングだけど独立性の高いお座敷のようなシートがナイス。そしてその奥にアレ。
うわーほんとに坪庭ですわー。ご丁寧に枯山水もバッチリ。こりゃすごい。
並々ならぬこだわりが随所に感じられる、とても電車とは思えぬ空間。着席定員にとらわれず、こういった遊びができるのはおもしろいね。
発車までに座席はあらかた埋まった。柏餅をかじり、うたた寝などもしつつ、梅田に帰還。
狙って乗った甲斐は存分にあった。大阪京都間で各社しのぎを削る中、車両を選ぶ楽しみがひとつ増えた。
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