天領に賑わい帰る (1) 美観刷新

台風去ってまた台風。今週末は以前から予定を入れているのだが、前半はともかく終盤頃の雲行きがあまりよろしくない。場合によっては撤収のタイミングを早めるか、もしくは長居してやり過ごすか、対策せんとなぁ。つーかもう来なくてええのに。
さてここからは9月中旬連休の中日、思いつきの日帰り旅について。

どのくらい思いつきかというと、現地付近に着いてから駐車場の埋まりっぷりに気づき、あわてて検索するレベル。しかし今回の場合、ありがたいことに市自ら「市営駐車場の空き状況まとめページ」を作ってくれていたので、なんとかスペースを確保できた。一見遠そうに見える駅前でも、観光エリアまでは徒歩で余裕の距離だったのも助かる。
と、いうわけで。本日は倉敷である。真備の方が豪雨でえらいことになったイメージが強いが、大合併で同じ市になっただけなので美観地区はなんともない、とは聴いていた。だったら観光収入で市の財政に貢献するのもひとつの支援方法。

では早速お昼ごはんから。ぶらり入ったのは、駅前にまっすぐ伸びる元町通から入ってすぐのところで見かけた「升家」さん。我々はほとんど待たずに入れたが、出てみたら行列。

可能な限り地元近隣産の材料にこだわった煮干しらーめん。おいしゅうございました。

腹ごしらえを終えたら散策開始。
実は当地、2人で一緒に来たことはなく、それぞれ新幹線専業(?)時代に寄ったのが最後。ざっくり10年前後経ってもうあんまり覚えてないから、新鮮な気分で歩けそうだ。

ラーメン屋さんの入っている建物は元旅館。数年前にリノベして飲食店街になったようだ。その工事費およそ2億、と通りすがりの人力車情報。

路地の奥にはいろんなお店が潜んでいる。カフェ、ピザ屋、デニム地のスーツ(!)などなど。

路地を抜け、地区中心部へと向かう通りに出ると、そこは随分と賑わいがあり、そしてとても綺麗だった。

はて、昔来た時もこんな感じだったっけか。どこの店も雰囲気を出しつつ現代的な品揃えを感じるし、どっちかというと商売上手になったというか(褒めてる)。

みんな大好き重伝建に指定されたのは比較的早い段階だったと思うが、その中でも比較的交通の便には恵まれている当地。レトロな街を歩くというタイプの観光はやはり人気が根強いようだ。

雑貨屋軽食屋が並ぶ中、いかにも岡山県らしいきびだんごの著名なお店も複数店舗を構えていた。

少し行けば川沿い。ここから先に見所が多い。

あんまり意識してなかったけど、実は洋風建築が紛れている一角も。蔦の張り具合に時の長さを感じる。

川にかかる橋はどこも格好の撮影スポット。これぞ倉敷と言わんばかりの絵を求め、自分たち含めて多くの人がカメラやスマホを構える。景色を川から楽しむ人の姿もまた被写体になるのは、おそろいの笠の効果か。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。