異邦人、香港に遊ぶ (26) 早餐点心

旦那さんの誕生日。といっても実は前祝い(ケーキとスパークリングワイン)を昨夜してしまったんで、今日はのんびり散歩。普段あんまり行かない方向まで足を伸ばして、新たな発見もあったりして。
では香港ここから3日め、またまた食事の話。

当初計画では、黄大仙はこの日の午前に訪れる予定で、その前に近隣で朝食として点心を、と考えていた。だが既出の通り天候悪化のため、最初の2日間に可能な限り行程をつめこみ、この日の予定も変更に。そこで調べ直したところ、朝食候補だったチェーンの別店舗が別駅にあることが判明。

それがこちら、翠園。香港有数の大手外食チェーン・美心集団が運営している。

いわゆる一般的な中華料理店なんだが、アクティブな格好で来るのが申し訳なくなるような装飾もあり。

って考えすぎか。周囲はふつーに普通の格好した人ばかり。隣テーブルのおっちゃんが食休みがてらポケモンやってたり、奥のテーブルのじいちゃんがあふれんばかりの新聞の束を持ち込んでひたすら読みまくっていたり、みんな思い思いにくつろいでいた。平日朝から点心を楽しむとは、時間に余裕のある人がやることなんだろう。我々旅行者も然り。

さてと。どうやって注文するのかわからず、しばし戸惑うひととき。

結論から言うと、点心を載せて店内をぐるぐる循環しているワゴンを捕まえて、指さすなどして最初の1品を注文。その際にこのようなスタンプカード式の伝票をもらい、2品め以降はコレを出してハンコをもらい、最後に精算という流れだった。

品物によって値段が異なり、どれがいくらなのかはメニューに明記してある。我々の場合は合計 $137.5(当時約 1,900 円程度)。

で、こんな感じになりました。

揚げ団子。見た目に反して(?)中身はあんこ。

えび団子のコーンまぶし。ぷりっぷり。

ハチノスの煮込み。歯ごたえあるけど柔らかい。しかし意表を突かれたのは「カレー味」だったこと。

そして腸粉(米粉の生地で具を巻いたもの)。具がまたしてもえびだったのはともかく、甘めのたれが意外と合う。
とまあ、意外と少量でもおなかいっぱいになるもんで。ごちそうさまでしたー。

今回利用した翠園が入っているのは、新世紀廣場(MOKO)というこれまた大きなショッピングモール。旺角東駅直結でとっても便利。

おそらく風水の関係上、中央に巨大吹き抜けがあるのもデフォです。香港ほんと多いねこういうビル。

魚眼レンズで撮っていることを差し引いてもなお、各フロアが複雑な輪郭を描いているのも印象的。最下層から見上げた天井は、なんだか龍の眼のようだった。

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