欧羅巴行進曲 (51) 第四楽章/Schönbrunn

いつものスーパーで買い物。物によっては激安な一方、精肉やみかん等は普段じゃありえないような高値。なんだなんだ。正月に安くした反動なのか、それとも年明けの市場価格が上がったのか。
さて、お忘れかもしれませんが昨年秋のウィーンネタ、水曜日から再開。

この期に及んで時差ぼけ解消か、ついにしっかり睡眠がとれた気がする朝の目覚め。この日もおいしい朝食を宿でいただいた後、まず非鉄方面の目的地に向かう。

今日も平日。数々の業務用車が行き交う中、ふと目に留まったのはある意味ドイツ語圏らしいソーセージ企業のトラック。指名買いする機会はないのだろうなと思いつつ、こちらの物ならきっとおいしいんだろうなと味を想像。

これも運送業者かな。サイドミラーのワンポイントもさることながら、前面にしれっと構えるビバンダムのインパクトが。

もちろん旅行者たちも歩いているのだが、ちょうど通勤通学タイムということもあって地元民らしき人の姿も多め。信号で立ち止まれば、高校生くらいの集団が隣に立ったりもする。

この辺りも旧市街のバッファ地帯にあたるのだろう、風格あるものがごく普通に建っている。

渡った先は Stadtpark(市立公園)。角にある洒落た建物は管理棟のようだ。

所変われば品変わる。こちらの公衆電話、よく観たら緊急時連絡先も書いてあり、当たり前ながら消防・救急・警察の番号は日本とまるで違う。

公園と同名の地下鉄駅が、本日のスタート地点。観ての通り、もちろんこの駅舎もオットー・ワーグナーの作。

ところで、ウィーンカードを有効化してからまもなく72時間が経過する。期限内に下車駅に到着するかどうか微妙なので、新たに24時間券を買い直し、当駅入場時からそちらに切り替えることにした。翌日は9時前に市内移動を終える予定だし、これで間に合うはず。
と、券売機列のすぐ後ろに並んだ人から、チケットの買い方を英語で尋ねられる。券売機の英語メニューを表示させ、今買ったばかりの24時間券を旦那さんが呈示。なんとか意図は伝わったようだ。我々と同じ目的地をめざしていたようだが、無事たどりつけただろうか。

10分ほどの乗車で、下車駅・Schönbrunn に到着。

例によって統一されたデザインの駅舎を眺めていると、同じ電車で到着したらしき女性を熱烈歓迎する人の姿がすぐそこにあった。こういう場面での感情起伏の豊かさに出会うと、あぁ西洋だなぁと思う。

ホーム床の一部はモザイク模様が美しく、橋上駅舎(?)から眺めても整った印象を与えてくれる。

では駅を出てあちらへ向かおう。と、道路へ出た瞬間、予想外の光景が待っていた。

目の前で大渋滞。トラックや商用車も多いところからすると産業道路なのだろうが、世界遺産の真ん前が渋滞しているのはイメージ的にどうなのだろうか。

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