冬を彩るモノたち (1) 祝祭飾る窓

またしてもクリスマス当日に音楽イベントをぶつけられてしまったため、当家のクリスマスディナーは本日に繰り上げ。仕入れ先が横浜そごうから梅田阪急に変わりつつ、今年もあれこれ美味しくいただきましたとさ。
さて欧州の話はちょっとお休みして、時節柄クリスマスっぽい話を。まず最初は梅田界隈から。

11月最初の土曜。
本来の目的は電車のほうだったが、それについてはまた別の機会に。ひとしきり撮ってそろそろ帰ろうと思ったら、あろうことかヅカ線で人身事故が発生。再開まで時間がかかりそうなので、阪急百貨店近くのカフェでお茶して待った。
頃合いを見計らって駅へ戻る。いや、待てよ。その前にちょっと寄り道。

百貨店の窓が、既にクリスマスモード全開となっていた。繰り返すがこの日は11月上旬である。ハロウィンが終わったらすぐさまクリスマス。つくづく気の早い国だ。

もとから通行量の大変多い通路であり、ひっきりなしに人が行き交う。

どうやら今年のモチーフは小人のサンタであるらしい。それ自体は悪くないと思うけど、いかんせん主役たる小人さんのキャラデザが致命的にかわいくない。つーか不気味。正統派の欧風といえばわからんでもないものの、うーむ。

なので、概ね遠くからショーウィンドー全体を眺めるくらいがちょうどいい。

ただ、凝ったディスプレイが行われると必ず登場するのが、窓に貼り付いて離れない人とか、その場で関係ない雑事(身なりを整えるとか荷物整理とか)に突入する人とか。自分もやっちゃわないように気をつけよう。

あ、お子様が貼り付いて見入ってる分にはむしろ正しいあり方と思われます。

そして2週間後の金曜。同じ通路でイルミネーションイベントも始まったというので、これも観てきた。

「0号線の PLATFORM」と題されており、旧コンコースを想起させるアーチと柱、発車をイメージした時計と歯車をあしらってある。いずれも昔この位置に駅があったことを踏まえたもので、先代コンコースがうっすら記憶にある程度の自分にとってもどこか懐かしさを覚えるテーマ。

ちょうど18時になりそうなところだったので、毎時0分に音や光が鳴るところまで見物していった。さすがに時計の針が動くほどのギミックまではなかったものの、なにかしら「みどころ」を作ろうとする姿勢はいいもんだと思う。

この日も本来の目的は別にあった。9階の「リサとガスパール展」。普段あんまり機会のないキャラもの展示、入場料(2人だと1200円)のこともあって行くかどうか前日まで迷ったが、迷ったら行けと旦那さんが背中を押してくれた。

場内は基本的に撮禁だったが、入口の等身大?ぬいぐるみ(ほぼ自分と同身長)と出口の東京駅パネル(夏の東京展で描き下ろした絵が原形)は記念撮影 OK で、スマホ向ける人多数。
日本語版が出てない作品まで含めて、原画を間近で観ることができた。独特なタッチの油絵は暖かみがあり、また前月にヨーロッパを旅した我々にとっては「あぁこれはヨーロッパの色彩センスやなぁ」と実感する絵も多数。やっぱ行ってよかったですわ。

つーか1階のショーウィンドーもこの子たちにすりゃよかったのに。
おみやげに、展示の大半を収めたパンフと、来年のカレンダーを入手。これにより、スイカのペンギンが長らく務めてきたわたしの卓上カレンダーの役者交替が決まり、ペンギン苦手な旦那さんは嬉しそうにしていた。

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