みやこの暖かな光 (1) うつるともしび

以前から気になっていた催し物があった。でも学生時代にそんなん聴いた事ないなーと思って改めて調べてみたら、始まったのはわたしが東京にいた7年前。あぁ、そら知らんはずやわ。
再び関西に住み始めて3年、今なお新しい発見があるのもまた楽しい。

と、前置きはさておき。
京都・東山花灯路。そもそもこのイベントを知るきっかけになった Wisteria さんが今年も撮りに来られるということで、ご一緒させていただいた次第。しかも、またしてもレンズを全面的にお借りしていたりする(例のガラス玉さん=24mm)。
余談だが、このために初めておけいはんで大阪から京都まで行った。快速特急っていいなぁ。

祇園四条から八坂神社を抜けると、最初に迎えてくれたのは文字通り花をかたどった灯り。

近くには見上げるほどの枝垂れ桜の大木があったが、花の盛りにはまだ間があるようだ。


やわらかな光を塀に反射させる行灯。このデザインのものが主に使われているようだ。

傍らに、何かを先程まで置いていたらしい机があった。ふと覗くとそこには瓢箪。


鮮やかな桃色が人々の目を引き、ちょっとした記念撮影スポットになっていた。この後何度か、しんと冷える中にも春を感じさせてくれる木々に出会う。


木の塀に石の道。そういったものが演出でなく普段からここにある。京都という単語に多くの人が想像するであろう姿。


1段おきに浮かび上がる、ゆるやかな石段。後程これを逆に下ってくることになる。

しばらく進み、ここから小路へ分け入る。

複雑な投影をうまく捉えるには、シャッターが速すぎても遅すぎてもいけない。


一瞬、古都の風景とは真逆のなにかを思い出したのは気のせい。


最も多く見かけたこの行灯の、かさの模様を写し取りたくて、あえて暗めに。

散策はまだ続く。実は意外と時間がないのは秘密。

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