みやこの暖かな光 (1) うつるともしび
30 Mar 2010
以前から気になっていた催し物があった。でも学生時代にそんなん聴いた事ないなーと思って改めて調べてみたら、始まったのはわたしが東京にいた7年前。あぁ、そら知らんはずやわ。
再び関西に住み始めて3年、今なお新しい発見があるのもまた楽しい。
京都・東山花灯路。そもそもこのイベントを知るきっかけになった Wisteria さんが今年も撮りに来られるということで、ご一緒させていただいた次第。しかも、またしてもレンズを全面的にお借りしていたりする(例のガラス玉さん=24mm)。
余談だが、このために初めておけいはんで大阪から京都まで行った。快速特急っていいなぁ。
祇園四条から八坂神社を抜けると、最初に迎えてくれたのは文字通り花をかたどった灯り。
近くには見上げるほどの枝垂れ桜の大木があったが、花の盛りにはまだ間があるようだ。
やわらかな光を塀に反射させる行灯。このデザインのものが主に使われているようだ。
傍らに、何かを先程まで置いていたらしい机があった。ふと覗くとそこには瓢箪。
鮮やかな桃色が人々の目を引き、ちょっとした記念撮影スポットになっていた。この後何度か、しんと冷える中にも春を感じさせてくれる木々に出会う。
木の塀に石の道。そういったものが演出でなく普段からここにある。京都という単語に多くの人が想像するであろう姿。
1段おきに浮かび上がる、ゆるやかな石段。後程これを逆に下ってくることになる。
しばらく進み、ここから小路へ分け入る。
複雑な投影をうまく捉えるには、シャッターが速すぎても遅すぎてもいけない。
一瞬、古都の風景とは真逆のなにかを思い出したのは気のせい。
最も多く見かけたこの行灯の、かさの模様を写し取りたくて、あえて暗めに。
散策はまだ続く。実は意外と時間がないのは秘密。
Comments
おはようございます。
やっぱりガラス玉:24Lって良い写りするんだなと改めて思ってしまいました。瓢箪の小机はお店の前でしたので、簡単な食べ物でも売っていたのかも知れません。お店の人に少々待って貰いましたね^_^;
さくらと言ったらS1編成が即座に頭に浮かんでしまうのは仕様ですw
こんにちはです。
相手が静物とはいえあの暗さでしたから、ガラス玉さんの明るさとシャープさには大いに救われました。
そういえば、小机の上から何かを運び去っていた直後でしたね。唐突にへんな撮り方するわ、ピント合わせに時間かかるわで、お店にはちょっと申し訳なかったなと^_^;
「さくら」って平仮名だとどうしてもS1ですよねw
営業時にはこんな感じの筆文字ロゴをぺたっと貼りそうな気がしてなりません。
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