2年目のハネムーン・本土編 (19) 佇む時代・2

午後ちょっと時間があったので、買い物ついでに駅まで往復歩いてみた。たまにしっかり体を動かさないと色々なまるね。今後も積極的に歩きたいところ。さて、出島観光の後半。

建物がいろいろあってきりがないので、目玉っぽいところに的を絞ることにした。

こちらはカピタン部屋。商館長だからつまりキャプテンやね。

2階で当時を再現しているらしいので、上がってみよう。

おぉ。ものすごい和洋折衷っぷり。梁と畳にテーブルとシャンデリア。

和風建築にそのまま洋風家具を持ち込んだら、こういうことになるんやね。これはおもしろい。

きょろきょろしつつ2人で撮りまくっていたら、ボランティアっぽい係員さんが解説しに来てくれた。例えばこの照明、国内で作れなかったので現地(つまりオランダか?)に作ってもらったらしい。

文化まぜまぜっぷりは他にも多数散見された。顕著だったのがこれ。

明らかに普段より豪華そうな晩餐。説明を読むと「阿蘭陀冬至」。ってクリスマスか! 時期もほぼ一致する、その和訳センスが素敵。

そして窓から外を覗けば、曲線が目立つ欄干の向こうに瓦屋根。

一面に張られた壁紙も、よく観ればまるで襖の柄のよう。なにげに銀色とか使ってリッチな仕上げ。

とまあ、あちらこちらが凝った楽しい再現展示であった。出島に来たら最低でもここは観るべき。

さっきの係員さんが、また解説しに来てくれた。とあるマンホールを指し、そこからこっちが江戸で向こうが明治の風景、らしい。へぇ。せっかくなので、そのマンホールの上に立ってみた。

こっちが江戸。奥のビルは脳内消去でひとつ。

で、こっちが明治。言われてみれば、明らかに建築様式が全然違う。手前の建物の復元が終わったら、もうちっと見栄えするかな。
そんなこんなで、1時間弱の出島滞在はなかなか楽しめたのであった。

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