あたらしい旅行様式 (9) 異人の棲む園・1
27 Oct 2020
そういや、マイナポイントっていつもらえるんやろ。当家は2人とも各自名義のカードへ還元してもらう方式を9月早々に申し込んでおいたのだが、今のところ付与された形跡なし。果たして来月か年内ギリか。忘れるまでほっといても別にいいのか。
さて夏の長崎はここから2日め。
翌朝。食事を済ませ、フロントで再び1日券を手に入れて、さっそく始動。
電停への道に沿って流れる、中島川へ通じる水路。海に近いからか干満の差が著しく、昨日通ったときはもっと底が見えてたのに、なみなみと満たされている。今夜もっかい観てみよ。
中華街も人が少なくて大変そうだ。秋になって少しは回復しただろうか。
まず向かったのは石橋のひとつ手前、大浦天主堂電停。
ここも近年の電停一斉改称で「下」が取れて直球ネームになった。通過はあれど利用は初めて。ここから水路を渡って西へ進む。
洋風と中華風を混ぜたような不思議な建物があらわれた。ちゃんぽんの元祖といわれている四海樓。
すぐ近くには、いかにも立派な洋館。これは旧香港上海銀行長崎支店、ってあー要するに HSBC か。こんなところで香港を懐かしむものに出会う。
進路を南寄りに変えると、石畳の坂道。
みやげ物屋に名物グルメの店、一見して観光客向けとわかる店舗が軒を連ねる。この写真だとシャッター街に見えてしまうが、なんのことはない、当家の初動が早い(この時点で9時過ぎ)ため開店前だっただけのようだ。
坂を登った曲がり角の先、電停名に冠された大浦天主堂を敷地外から拝見。白壁が美しい、均整のとれた外観。
中に入らなかったのは入場料をケチったわけではなく、どっちかというと室内撮禁のほうが理由かな。あとアレやね、長崎の教会は五島でたっぷり観たし、なんなら海外でも結構観てるし。
初動が早いとさっき書いたけど、それは本日最初の目的地が8時オープンであると知ってのこと。ならば入場が早いほど混雑回避にも有効だろう。てことで、天主堂からすぐのところにその入口を発見。
グラバー園である。
長崎観光のド定番ながら、これまた前回の旅では時間の都合もあってスルーしていた。ひょっとすると大昔、小学生時代に来ている可能性もなくはないんだけど、なんせ物証がない。記憶もない。一緒に行った母も覚えているかどうだか。そういうときは「覚えてないんなら再訪して確実にしとこ」と考えるのが当家方式。
入場料を払うとともに、例によって消毒検温身元記入の3点セットを経て、順路に従って丘を上がっていく。上へ向かう分には機械の力でらくらく。
左側の視界が開けており、天主堂の横顔や、洋館風を意識した学校らしき建物などを眺めつつ、吹き抜ける風に帽子を取ってしばし涼む。ついでに、周囲に誰ひとりいないのを確認して、しばしのマスクオフ。たまにやらないと熱中症や酸欠も心配だからね。
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