みかんの国行く頃 (5) 天守に登る・3

物干し用品が古びてきたので、買い替えようとホームセンターへ。だが第一候補の店で品揃えに決め手を欠き、第二第三と異なるチェーン店をハシゴする形に。結局求めるものズバリがあったのは百均。なんでや。みんなカラフルな洗濯ばさみ使わんの?
なわけで年越し帰省、松山城の巻ラスト。

小天守を下りて、そのまま順路に従って進むと、大天守へ続く階段。

頭上には気をつけよう。折れては大変ですからね。

こちらでも同様に、壁沿いに列をなして順番に窓を周っていく。ただ小天守より窓の数自体が多く、床面積もやや広い(たぶん)ので、景色に目を凝らす時間的ゆとりがある点では大天守に一票。
さっきより一段高いところに上がると、同じ景色でも見え方は少し異なる。

まずは東面から。観光地あり住宅街あり、奥には山々が控える。

温泉方面には寺社仏閣も複数点在する。年が明けたら両親とともに初詣に行くことを想定していたものの、この時点でおまいり先は未定。どこになるかな。
白い M の字のような輪郭をした建物は、愛媛県民文化会館。目の前に電停(南町)もあって便利。ミュージシャンの全国ツアーで都道府県くまなく回るような時は、きっとここが会場に選ばれるのだろう。

もっとも順光で観やすかったのは北面。

海まで長く伸びた市街地。大学も複数あるし、予讃線沿いを中心に住宅地も広がっているようだ。ふとここで、あることに気づいて待つことしばし。

いよてつ市内線は、城を四方から囲むように線路が敷かれている。古町経由で北側を通る路線が、家々の合間にちらり。前回の当家訪問後、数年前に全車統一された鮮やかなみかん色の塗装は、遠くからの俯瞰撮影で威力を発揮することを実感。

惜しいことに、青い海を望む西面は一部の建物が改修工事中。よっぽど撮らずにスルーしようかとすら思ったが、旦那さんがアレを発見。

ブルーシートに包まれた屋根越しに、よくよく観たらみかん色。古町の車庫だった。

そして逆光の南面。徐々に天気が回復しつつあることは、ここから観てもわかる。右側に見切れているのが小天守。こちらの方が奥まっている分、街との距離感もちょっとだけ離れるが、いずれにしても城下町をよく見通せる絶好の立地にあることは間違いない。

こうして城見物は無事終了。

往復アクセスと天守入場で、本来なら 1000 円ちょっと取られるところ、1回限りの手段とはいえ無料で済んじゃったのはラッキーであった。まあこれなら普通に自腹でも満足できたと思うけど。

結局、復路もリフト。待ち時間を嫌ったのと、下りのほうが景色よく見えるからね。

大晦日とはいえ、観光客が多い。これからの時間はもっと混み合ってくるかもな。

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