天空の城、大地の恵 (4) 古城の顕現・1

あらもう9月っすか。朝晩は日によって涼しかったりまだ蒸し暑かったりするけど、台風の話もちらほら聞こえてきてるし、地味に季節は進んでるんやな。用事やらおでかけやら控えてるんで、そろそろ晴れ間も欲しいところではある。
さて7月ちょっと旅はここから2日め、メインイベントへ。

翌朝もおいしいごはんをいただいてチェックアウト。おせわになりました。

お宿から観ると、裏山のような位置に城がある。ではその山をめざしますかね。大荷物だけ車に置いて駅へ。

竹田駅、どうやら開業当初からの建物を直しつつ使い続けているようだ。

駐車スペースとは別に、駅前広場のようなものも設けられている。これはもしかして、城の石垣風?

そうこうするうちに、駅へ来た理由であるところの交通機関が到着。

竹田城へお越しの方向けに運行されている「天空バス」。見事な全面ラッピングでようわからんが、全但バスの車両。
城の保護のため周辺道路は規制されており、山の途中にある一般車用駐車場はキャパが心もとない。かといって麓から登山もこの暑さではきつい。で、ありがたくバスを使う。整理券の日付表記が「34.x.x」、明らかに平成なのはご愛嬌。

ぐいぐい山を登り、駐車場でさらに人を拾いつつ補完車両も加わって、20分ほどで最寄りバス停に到着。最寄りといってもここからさらに歩くんだが、徒歩所要時間の大幅短縮になっているのは間違いない。

バスを降りた地点からちょっと前進すると、登山口(?)があらわれる。

ここから入場券売場まではずっと坂道。バッチリ舗装されてるし、階段がないだけ楽。

ちょうど中間地点のあたりに、謎の大岩。「落ちない石」らしい。そっと奥を覗くと急斜面。

歩き始めて10分ほどで入口に着いた。ここで課金を済ませ、最後に石段を登っていく。

我々を待っていたのは、がんばって高いところまでやってきた人へのごほうび。

夏にしては視程がいいぞ。あっちが昨日回った生野方面で、

そっちが和田山、朝来市内でもっとも人口の多そうなエリア。

足元の橋は播但連絡道路。昨日通った際には城の位置がよくわからんかったけど、こっちからは丸見え。

山頂がまるごと城跡。延面積は意外と広い。

曲線が綺麗に出た見事な石垣を眺めつつ、順路通りに進んでいく。

だいぶ奥まで連なってるな。ぐるっと回って最終的にはあっちまで行くことになる。

城のすぐ下まで木々が迫っていることもあり、立ち位置が少し変わると眼下の景色も変わる。中央の道のつきあたりに、当家が泊まったお宿。

やや北寄りに開けた箇所なら駅が見える。

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