Sweet 10 Journey (34) 懐古の西洋館
18 Dec 2020
急遽やることが増えた本日。まっく2台のうち OS アップデートしても大丈夫なサブ機・Air さんに新規アプリを追加、勢いで OS も1バージョン進める。細部の手順を忘れてた部分もあったが無事完了。あとは来週うまく動くことを祈るばかりだ。
さて秋の豪遊最終日、門司港名物をちょいと散策へ。
いくら駅見物が目的とはいえ、これだけで帰るのもなんだし、せっかくなので周辺も観よう。
表通りに出ると、ちょうど向こうで列車が出たところ。昔の貨物線を今世紀に入って転用したトロッコ列車。アレに乗ると和布刈公園まで行くらしい。
そのトロッコ線にも名を冠されている「門司港レトロ」という語句。まるで小倉在住時の記憶にないと思っていたらそれもそのはず、観光地として整備され正式にオープンしたのが95年。そりゃ知らんわ。裏を返せば、100%観光客としてフラットに見物できるともいう。いい機会だし、主要な建物を巡って歩くことにした。
まずは駅のほぼ正面に建つ旧門司三井倶楽部(重要文化財)。アインシュタインも利用したことがあるらしい。柱が外から見えるように作った様式が印象的。
斜め後ろには旧大阪商船(登録有形文化財)。煉瓦を用いた重厚な造りで、角に設けられた塔が目をひく。
それを囲む道をはさんだ斜向かいに、特に指定物件ではないものの、名前に覚えがあるぞ。さてはこれ、ホーム・リンガー商会やな。リンガーさんゆかりの物件、長崎以来の拝見。
商会の裏に抜けたら、そこは海沿い。ということは関門海峡ですね。
久しいなー。11年くらい前に山陽本線制覇の旅で、勢いで門司まで渡って以来か。あのときはすっかり日も暮れて、関門橋は見えなかった。
部活の合宿で門司港駅を使った際、海辺の遊歩道を歩いた記憶はない。
これを書くにあたって調べたところ、10年近く前に老朽化で閉館となった国民宿舎・めかり山荘が合宿会場だった可能性が高いとわかった。現在の和布刈公園第二展望台がある地点で、駅からバス必須な距離なので、そりゃ駅付近を歩くわけもなく。いずれにせよ、当時はこんな綺麗ではなかったに違いない。
小さな入り江にかかる橋を渡って対岸へ。
海へやや突き出るように建つのは旧門司税関。明治末期の姿をそのままとどめていれば文化財クラスだったろう。残念ながら空襲やらなんやらを受け、平成に大規模修復されて今に至る。
その税関を見下ろすように、ぶっちゃけ場違いな高層建築。門司港レトロハイマートというマンションで、案の定建設時はいろんな争点で揉めに揉めた結果、形状を細くしたり最上階に展望台を作って観光施設と割り切ったりした模様。
そんなマンションの足元に、一見レトロっぽい建物。地区の整備に合わせて建てられたもので、現在の名称は大連友好記念館。大連とは姉妹都市の縁で、あちらに昔あった建物を再現したようだ。
さっき渡った橋には「ブルーウイングもじ」という名がついている。
歩行者しか通れないのは、国内のはね橋としては大変珍しいとか。上がるところは観てないが、船の通行のためであることはわかる。
と、駅周辺に集まった物件をざっと回って、リンガーさんの裏に戻ってきた。ここでもうひとつ、思いついたことを実行しに向かう。
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