実録・おひとり様物語 息吹編 (2) 城主の短き不在
6 Apr 2008
わざわざ滋賀まで行ったので、せっかくだから非鉄のイベントもつっこんでみたという報告。こういうごちゃまぜが自在にできるのはソロ活動の特権か。長いけどもうひとまとめ。余力は F1 に回させて。
各停米原ゆきを降りると、目の前に新快速が待っていた。試験車両観たさに窓側キープしておきながら、1駅で下車。写真を失敗したからではなく、第2目的地がそこだから。
彦根駅。そこから徒歩数分。…ん?
こ、こいつはまさしく…
ひこにゃん参上ー!!
…と、本当は動く姿を撮りたかったのだが、それは無理というもの。この写真の撮影時刻、15:40。えぇ、10分ニアミスですよ。プチがっかりした視線の先、石垣の上を、とらねこが横切っていった。きみが代理か。
なわけで彦根城。途中経路なので来てみた。あとひこにゃん。それと琵琶湖。て、日本一の湖がおまけかよ。
あれ。ウェザーニュースでは見頃に程遠かったのに、お堀周辺のはまともに咲いてんな。上はどうなんだか、確かめよう。観覧料600円(庭園込み)を払って進む。
なんかやたらと上る。坂が全部こんな感じ。城だから高台にあるのは判るが、この微妙な段の高さと距離感、結構来るぜー。ふぅ。
ぐったりする前に本丸到着。天守閣に一番近い木だけちょっと咲いてんね。後で寄って撮ろう。
で、これは入場待ちの列。
ひまー。進んでは待たされ、また進んでは待たされる列の中、湖や城を撮って遊ぶ。だがしかし、実際は最後尾についてから中に入るまで20分。どういう計算してんだ。
天守閣はそんなに大きいものではなかった。小倉城より狭いかも。とりあえず、窓という窓からいちいち景色を眺める。レイクビューな城というのはなかなかいいんではないかと思った。
にしても、なんなんだこの階段の急角度は。
おそるおそるしか降りれんのだが、片足を踏み出すとおしりが段に当たる。入場制限って実は、この階段昇降速度が大きなボトルネックなんちゃうかと。
必要以上にじっくり(集団先頭で入ったのに出るのが最後)観て表に出ると、行列はなくなっていた。どうやら最終入館時刻を回ったらしい。夕方やもんな。
では正面から、城の春っぽいショットをいただこう。
裏へ回るとそこが庭園だった。ごく一部だけ開花という感じ。要するにやっぱり長岡と一緒で「1週間後に出直してこい」状態。
ただ、ソメイヨシノが総じていまいちな中、早咲きの枝垂れ桜など他の品種が目を引いた。
順番が前後するが、天守閣前庭の彼岸桜も壮観だった。
距離を置くと、その鮮やかさがはっきりと判る。
北面の櫓の三角窓から撮って遊んだり、鳥人間コンテストの会場方向を眺めたりしつつ、庭をぐるりと回ったら、どこかでサイレンが鳴った。あぁ、5時か。ぼちぼち帰ろう。
湖は、夕日に変わり始めた光を浴びて輝いていた。
そして下界に戻ったわたしを待っていたのは、土産物屋からエンドレスで流れる「ひこにゃんひこにゃんひこにゃんにゃん♪」な歌と、だんご屋だった。思わずみたらしを1串。ひこにゃんも一緒にどうよ?
いただくにゃん。
…こういうことやった人絶対他にもいると思うんだ。多分。
その後、タッチの差で去った快速の次が20分後の新快速まで完全空白とか、やっと乗ったと思ったら大声で延々喋る女やら部活団体移動の中学生やら京都大混雑で寿司詰めやら、ものすごい帰路。まあしかし、これも春休み週末18シーズンにはつきものと割り切ろう。
次はいつ使う機会があるか判らないが、この3回分はかなり有効利用できたのではないかと思う。お世話になりました!
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