この時代の端境に (1) 名城に登る
9 Sep 2019
昨日はせっかく天気がいいからと、カメラ持って久々に空港周辺へ。台風のせいでやたら暑く、望遠レンズには厳しい環境ながら、いい気分転換になった。ただ今日になって眼精疲労が出てきまして。あれか、筋肉痛と一緒でこれも歳とともに遅れるんか。
さて今回もちょいと前のお話、春連休のあれこれを。
犬山城。国内に12件ある現存天守の一角にして国宝。現存天守としては、彦根・高知・姫路に続いて4ヶ所めの訪問になる。旦那さんはもうちょっと多いはず。
入場開始より早い9時前に着いたこともあり、幸い駐車場には余裕あり。では早速向かうとしよう。
駐車場からそう遠くないところに、順路の入口がある。駐車場の片隅からはよく見えた店主も、ここからでは見えそうで見えない。
上り坂をしばらく進む。途中にはなぜか神社。さらに別の神社が建つあたりまで来ると、早くも入場待ちの行列ができていた。最後尾にくっついてしばし待機。連休で多客が見込まれるのだろう、並び始めてほどなく、定刻より10分ほど早めに入場券販売が始まった。
おとな2人分で 1100 円。まあこんなもんでしょ。城の保存代。
門をくぐると、ちょうど天守の正面に出た。
天守以外の建造物があまり残っていないこともあって、ちょっとした広場のようになっている。
花見シーズンであればさらに絵になる構図だろうな。て、さっきチケットにもまさにその時期の写真載ってたけど。
入口でビニール袋をもらい、靴を入れたら、順番に階段を上がっていく。
歴史解説や写真展示などが行われている途中階を経由しつつ、進むごとに階段はどんどん急になる。城に限らず昔の建物あるある。がんばって登りきると、天守は格好の展望台。
この日はとっても暑く、そのかわりとってもいい天気。城下たる市内ほぼ全域を一望する景色もより美しく。
背後には木曽川。本当にすぐ脇を流れており、これを天然の堀としたこともよくわかる。
車道と平行して電車も走る犬山橋。ときどき名鉄の赤いモノが走っていく。
天守の壁上には、歴代城主の額が並ぶ。
今でこそ財団が管理する形に移行しているものの、ほんの10数年前、平成の世に至るまで成瀬家が城主であり続けたのもすごいよね。おかげでいい景色を観れました。
決して大きくはないけど、歴史のつまった木造の城は、なかなか味わい深い場所だった。
と、当家訪問時は普通に堪能できたが、今まさに修復工事が行われているところらしく、しばらくは外観が足場で隠れ、9月いっぱいは展望フロアにも入れないそうで。ろくに調べないで行ったけど、工事にぶち当たらなくてよかった。
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