この時代の端境に (2) 城下に歩く・1

おかしいなぁ。9月に入ってだいぶ過ぎたというのに、まるで先月がまだ続いているかのような暑さ。気温も高ければ湿度も高い。日によっては雨も降れば雷まで鳴りだす始末。秋らしいすっきりした天気は、暦通りに彼岸までおあずけだろうか。
さて引き続き春の犬山城あたりから。

せっかくここまで来たので、ついでに周辺をぶらぶらしていくことにした。まずは城山を下る。

最初に脇を通過した神社の境内を経由させていただいた。三光稲荷神社さん、成瀬家の守護神とあとで知って立地に納得。

城から南に伸びた道を行く。本町通りというくらいだから、城下町の中心地に違いない。

神社の鳥居からまっすぐ続く通り沿い。江戸期からほとんど変わらぬ町割りに、町屋が数多く並んでいる。

これでもそこそこ古そうに見えるが、かつては学問所があったようだ。

ここんとこ全国各地で観られる動きと同様、犬山においてもこの街並みをレトロ観光名所として売り出している模様。電線地中化も済んでいるし、昔ながらの構造を保ちつつ最近リノベしたと一目でわかる建物も多い。
しかし、そんな観光名所の真ん中に車めっちゃ来るのは愛知県標準ですかね。

御多分に洩れず多いのが、雑貨屋と軽食屋。

特に後者は食べ歩きも意図しているっぽいラインナップが多く観られたんだけど、残念ながら現在時刻9時半。その手のお店を開けるにはまだ早いため、営業している店が少ないのが朝訪問の難点である。まあその分お写真は撮りやすいんですけども。

のれん代わりの前掛けコレクション。業種がバラバラなのがむしろリアルでいいね。

和洋折衷なデコレーションも意外と合うもんで。

途中、ふと気になったお店に立ち寄り、実家へのおみやを仕入れる。

高速降りて犬山へ向かっている途中、車窓にでっかい立体看板が立っていた。驚くほど細長い大根に「守口大根」の名。まさかと思ったら本当に大阪の守口が由来で、あのへんで作られていたのと同様の大根を東海地方で漬け物にしたのが定着、守口漬と呼ばれ名古屋エリアの名物となって今に至るようだ。味見した限りでは、いかにもごはんのお供。

さらに南下したところで、いかにも古そうな物件に目が止まる。

旧磯部家住宅。他地区でも見覚えのある「むくり屋根」が特徴的な建物は、もちろん(?)登録有形文化財。

しかも見学無料だというので、奥まで拝見させていただいた。

いかにも呉服商らしい立派な造りで、中庭あり土蔵あり。奥行きが果てしなくあるのも江戸期スタンダードやね。

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