欧羅巴幻想曲 I ミラノ、商業の都 (11) Pinacoteca di Brera : 1
24 Jun 2019
今週も引き続き特別スケジュールな当家。しかし先週分の疲れがじわじわ来たのか、極力のんびり日曜を過ごしただけでは足りなかったのか、今朝9時台まで起きれなくてびっくり。こりゃ来週末も遊びに行くどころではない。まずは「いのちだいじに」で。
さてミラノ2日め、出だしはふつーの観光モードから。
ここはブレラ絵画館。その名の通り、絵画を中心に収蔵した美術館。訪問の理由は2つある。
まず、ミラノの美術鑑賞でもっとも著名な「ダヴィンチの最後の晩餐」の観覧抽選が取れなかった代替として。まあ大人気らしいから取れないとは思ったけど、予約サイト重いしわかりにくいし、接続できた頃にはすっかり売り切れてるし。
そしてもうひとつは当館の料金制度。なんと、毎月第1日曜は無料。たまたま旅程に第1日曜が含まれていただけとはいえ、タダに弱い庶民はこういうのに飛びつくわけで。
9時半。そこそこ早めに来たつもりだが、8時半には開いていたらしい。無料デーは混雑緩和のため大口の団体さんの予約を受け付けないという。日によっては結構来るんだろう。
では行ってみよう。受付とか見当たらないけど、建物内にあるんかな。
館内入口を探しながら進むと、中庭に出た。妖精さんを従えた(?)立像のお出迎えを受ける。
中庭に面してぐるりと回廊が取り囲む。ところどころ、柱の間に石像。どれが誰でどういう人なのか現場ではさっぱりわからんかったが、例えばこちらの方はミラノに拠点を置いて活動した作家の Tommaso Grossi さん。おそらく他の像も、何らかの形でミラノゆかりの人なのだろう。
ただ悲しいかな、そのような予備知識を持ち合わせていないにわか観光客には、うっかり「FGO か何かで召喚されたキャラかな?」などとついネタに走った思考が浮かぶわけでございまして。なんかすんません。
あと、おもてから中庭に抜ける通路脇にもこんなものが。王国時代に活躍した建築家らしい。彼の時代より建物の方が古いので、彼がここを作ったわけではなさそうだ。ちょっとまぎらわしいな。
1時間少々かけてガッチリ堪能したわけだが、室内撮影 OK だったので詳しくは次回。
中庭をまっすぐ抜け、つきあたりで左右ある階段(どちらでも可)を上ると、ガラス戸の奥に受付が。無料入場用のチケットを受け取る。
なお、貴重品以外の荷物はロッカーに入れるのが吉。1€使って収納、取り出し時に返却される、日本でもおなじみのものが受付脇にあるよ。当家は1€コインを切らして困っていたら、受付の人がプラ製ダミーコインを貸してくれた。
展示エリア出口付近にはカフェがあり、鑑賞で足が疲れたらここで休憩するのもよいかと。
収蔵品と直接の関係はなさそうだけど、いかにも古そうな蔵書がたっぷり並んだ書庫らしき部屋も。椅子やスクリーンが並んでいるので、イベントスペースとして使われているのかも。
我々が出る頃には、明らかに来訪者が増えていた。室内入場タイプの施設は、やっぱり先手を打つに限るね。
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