欧羅巴幻想曲 I ミラノ、商業の都 (6) Duomo di Milano : 1

今日からしばらく勤務時間が大きく変わる旦那さん。生活サイクルにも影響があるんで、時間がある昼のうちに食事や洗濯のタイミングなどをすり合わせておいた。仕事のそれとは違うけど、日々の暮らしもできる範囲で計画的に、ですな。
さてミラノはというと、さっそく有名なとこ行くよ。

最初に有名観光地に行っておこうと考えた理由はいろいろ。体力のあるうちに、天気が確実にいいうちに、ついでに順光時間帯を考えて、等々。ともかくやってまいりました、ミラノの観光名所筆頭格。

カタカナ表記すると「ドゥオーモ」か。KBC に「ドォーモ」って番組がありましてね、と福岡県民経験者にしか通じない話をついしたくもなる。それはさておき、街の中心にある聖堂のことをイタリアではどの街でも Duomo と呼ぶので、いろんな街に同名施設が存在する。中でもミラノのものは世界有数の大きさを誇るらしい。正面外観のこの白さは、今世紀に入ってからの修復を経て本来の色を取り戻したようだ。
ちなみに、この時点でもうすぐ16時。正面はほぼ真西を向いているので、外観撮るなら午後推奨。

先の大戦でも焼けずに済んだこの建物。扉は戦後に銅製へ変えたという。

出入りに使われていない正面扉へ近づく人が多い。我々も行ってみよう。

あ、なるほど。そこに触れるとご利益ある系っすね。一目でわかる銅の輝き。ただその内容については「再訪できる」「幸せになれる」など諸説あり。それより驚異的なまでの繊細な装飾に目を奪われる。

石の彫り込みも負けてはいない。宗教施設のハード面にかけられる情熱は、洋の東西を問わず深い。

こちらの入場券にはいろんな種類がありまして、大定番とされているのが「屋上と室内のセット券」。階段コース(13€)とエレベーターコース(17€)の2択となるが、まあそりゃエレベーターあるんならそっちでお願いしたく。

えぇ、あの上まで行けるんですわ。聖堂の屋根に観光客乗せちゃうのすごいよね。
南隣のチケットうりばでセット券を入手、続いてエレベーターのりばを探すも、南北1個ずつある入口がよくわからん。

ぐるっと回って北東角に北入口を発見。勘のいい方はお察しかと思うが、この手の建物はたいてい左右対称なので、南入口も似たような場所にあったことを後日知る。まあそんなもんだ。どっちからでも上がれればいいんすよ。

乗る前にさらっと、金属スキャンと荷物検査。通過したらエレベーターの列に並び、2回ほど見送って乗る。お世辞にも乗車定員そんなにないんで、手荷物は控えめにしましょう。

それを降りると、屋根ふち相当の位置に到達。うお、さすがに高い。

空に向かって無数の尖塔が立つ。それぞれ先端には聖人の姿。

そこらじゅうに夥しい数の装飾が施されている。が、花や葉と見せかけてたまに全然違うモノがまぎれこんでいるのは、落成まで 500 年、さらに幾度の修復を経る間に、それぞれ当時の職人たちが残していった遊び心だとか。まあ遠くから観て丸けりゃなんでもいいのかもしれんが、こういうとこがイタリアらしいと言うべきなのかなんなのか。

ときどき振り返りもしつつ、そこらじゅうの細かい仕事を観察しては進む。

エレベーターコースだからといって一切階段がないわけではなかった。最後の最後に細い階段を上り、ようやく屋上へ。

ついたー。もう工事中とか気にしない。東照宮みたいなもんやと思えば一緒。肝心なとこは見えてるし。

もっとも高いところにそびえる黄金の像は、Madonnina と呼ばれるマリア像。あれ、国旗ついてるのってもしかして明日祝日だからであって常時ではない?
実は当家の旅程2日めが、期せずしてイタリアの大事な祝日「共和国記念日」に当たってしまった。日曜日でもあることを踏まえ、店や施設の休業に影響されにくい予定を立てたから、なんとかなるといいのだが。

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