みやこ冬歩き (7) 五層かさね
23 Feb 2019
旦那さんが仕事の都合で都心部にいる必要があるというので、便乗して梅田でぶらぶらポケ活。ちょうど以前中止されたイベントの振替開催日でもあり、おかげさまでいろいろと捗った。先週のアレとは別に観たい映画もあるが、それはまた日を改めて。
なわけで月初の京都散策、最後にもひとつ。
五重塔が見えてきた。新幹線から見えることでもおなじみ東寺でございます。
京都駅から近くて遠い微妙な距離感。中に入るの初めてじゃないかなぁ。
正式には教王護国寺。門の前には「真言宗総本山」とある。あれ、高野山じゃないの?と思いきや、単に宗派がいろいろあってそれぞれ総本山を名乗っているのであった。
まだ15時台前半。だが、夕方になるとさっさと閉じるのが寺社仏閣あるある。早めに回って正解だった。
お目当てはズバリ五重塔。入口は北側に面しているようなので、あちらへ迂回しよう。
と、その前に。北へ回ったのにはもうひとつ理由があった。
妙心寺でさくっと達成した「京の冬の旅」スタンプラリーの特典、それは複数の寺社などで実施されている「ちょっと一服」。押したスタンプと引き換えに、お茶やお菓子が割引になったり記念品と引き換えたりできる権。東寺も対象施設で、北寄りにある会館にてお飲み物1杯無料。せっかくなのでコーヒーをいただき、文字通りちょっと一服させていただいた。
では本題に戻ろう。五重塔などの主要建造物があるエリアは例によって有料。3棟入れる券を入手、それぞれ鑑賞して回る。
まず講堂(重要文化財)。大日如来を囲んで膨大な数の仏像がずらり。
金堂(国宝)。外観は無料エリアの方が撮りやすいのはさておき、見上げる大きさの薬師如来像は存在感抜群。
では国宝の五重塔へまいりましょうか。
これも冬の特別公開により、最下層(初層という)の内側をのぞくことができた。
土台を上がり、開口部から直接中を観られるとあって、内部空間の様子がとてもよくわかる。心柱を大日如来とみなし、中心を護る形で四方に仏像を安置。天井・壁・柱の細部に至る装飾もさることながら、スカイツリーがお手本にしたといわれる構造を見やすく展示されているのも興味深い。
陽も傾きはじめたが、我々とほぼ同タイミングでバスツアー御一行様も到着。ガイドさんが熱心に解説していた。
池越しに観る塔もよいものだ。
桜の季節と大混雑に思いを馳せつつ、そろそろおいとまするとしよう。
そんなこんなで京都駅まで歩いて帰ったが、最後にひとつ大変残念なおしらせが。京都へ行くたびに何度もお世話になってきた「京名菓 匠味」が、あろうことか駅ビルリニューアルに伴い昨秋閉店。なんてこった。一応2階自由通路に代替店もできていたものの、匠味最大の売りだった和菓子単品売りは縮小。そすいもちがないよー。次からは平安殿本店まで行くしかないのか。
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