海辺に砦あり (2) 眺望は良好に

ぼちぼち旅の準備ということで、まずは修学旅行のしおりよろしく「持ち物リスト」を作成。メモリーカードは発注したし、他にも足りないものは明日以降に買っておくとしよう。しかし、こんなとき文書を即時共有できるの便利やわー。
さて引き続き神戸税関見学の会から。

貴賓室を出て廊下などを観察していると、なにやら吹き抜け下のホールに人が集まってきた。はて、見学ツアーか何かかな? 様子をうかがったところ、どうやら代金や事前申し込みなどは要らないようだ。ついてってみよう。
結論から言うと、税関の建物のうち後年に増築された新館には屋上があり、もちろん普段は入れないそちらに通してもらえる。順次エレベーターで上がり、我々はほぼ最後の組で到着。

外に出ると、そこには神戸湾岸エリアの景色がほぼ全方位に広がっていた。

屋上自体はそんなに広くないものの、柵に沿って巡るとさまざまな表情を楽しめる。入場可能期間がきわめて限定されているとはいえ、こんなところに展望台があったとは知らなかった。いやまぁすぐそこの市役所にもっと高さのある展望台あるけど、これはこれでよし。

あ、ポートライナーみっけ。

初代車両はすっかり引退してしまい、ちょっと見つけにくくなった銀色の二代目が、意外と頻繁に走る。

新館はだいぶ大きくて高さもあり、本館のほぼ全体を見下ろすこともできる。

税関であることを示す旗が、さっき覗き見た円筒状の棟のてっぺんに。

それにしてもよく見えるし天気もいい。せっかくなので、あいぽんのパノラマ機能にお出ましいただく。山と海でできている、とよく言われる神戸の街の、両方が同じ視界に入る。

さらに南から西へ向けて目を転じれば、そこにも神戸らしい景色。

税関が今もなおこの地に置かれているのは、船便の荷物がやりとりされていることと無縁ではあるまい。海沿いには倉庫会社がずらり。

そしてあちらにはハーバーランド。さすがにこの歳になってから行く機会は大幅に減ったが、横浜と同じく「海辺の行楽地」が街のイメージを担っている好例。

こうして、屋上の存在を意識せず来たのにたまたま集合時間に居合わせたため、こんなところまで見学できたわけでして。

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