神々住まう盆地で (3) みつかいの鳥
23 Sep 2017
明日遠征予定ってことで、今日は家事デー。そもそも今日の天気がいまいちというからこういう予定を立てたんだけど、なんか思ったより天気の崩れが早く収束したようで。ま、洗濯物がさっぱり乾いたからよしとするか。
なわけで8月のプチ奈良旅ラスト。
石上神宮。古事記に名前が出るレベルの、これまたとてつもなく古くからのお社である。
坂を少し登ると鳥居があり、さらにしばらく参道。森に囲まれて歩くのはこちらも同じ。
境内に入ったら、まずはおまいりを。
東西に延びた参道に対し、拝殿は南に近い向き。まるで脇道から来たような見た目だが、多分これが正規ルート。
すでに夕刻近く、人影はまばら。奥にちらりと見える屋根が本殿。そちらは出土品を収めるため後年の建造らしいが、形状としては伊勢・出雲クラスの歴史の長い神社でよく観るタイプのような気がする。
この神社、もうひとつ特徴がある。施設そのものではなく、境内で観られる光景。
とにかく鶏がたくさん。そこらじゅうに、ではないにしろ、拝殿外周のあちこちで歩いている。
というのも、石上神宮においては鶏が神使にあたるらしく。しかもやたらかっこいい。品種の特徴なのか、心理的補正なのか。鶏と神社というと、確か過去にあったような…あ、お伊勢さん。やはり伊勢と石上はなにかと通じるものがあるようだ。
こうしておまいりを無事済ませ、往路と同じルートで帰宅したのであった。
ところで、諸事情により写真はろくにないのだが、今回もうひとつだけ興味深いものがございまして。
石上神宮の所在地って「天理市」なんですわ。三輪に一番近い高速ルートが、西名阪道から名阪国道の天理東だったからなんだけど、ということはつまり。
あちらに見えるのが天理教の建物かー!
過去にドライブで通過したことのある旦那さんから話だけは聴いていたが、その話の通り、建物のデザインが実に特徴的。3階建以上の鉄筋建築に瓦屋根が付いてたり、壁や柱に朱色などの彩色が施されていたり。車窓から遠巻きに眺めるだけにしておいたけど、なんだか異国に足を踏み入れたような感すらあったなぁ。
公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。