Sweet 10 Journey (36) 復活の門司港・2
21 Dec 2020
このたび「自宅からウェブ会議」を経験する運びとなった。オフィスでやったことはあるけど、家の自席からは初めて。今の業界に入ってそれなりに年月は経つけど、昔は自宅回線もしょぼかったし、リモート需要も少なかったし。これも時代やね。
さて秋の豪遊最終日、駅の内外でもう少し。
昼過ぎに門司港入りした際、ひとつ課題が残っていた。
午後やからどうにもならん光線状態はおいといて。外観写真は撮れるんだけど、確か手前に噴水があるはず。しばらく眺めていても出る様子がなく、これは毎時0分パターンかと予測して散策に回った。
で、ふねを堪能して戻ってきた。
食堂から眺める駅前の景色は、あの窓越しであればまた違って見えることだろう。
とりあえずトイレ休憩をとり、こんなところにまで残してある旧駅舎から続くアイテムを発見するなどしていたら、旦那さんが呼んでいる。あ、そうだ。毎時0分を忘れるところだった。ちょうど15時。
予想通り噴水タイムが始まっていた。逆光に照らされて輝く、放物線を描く水のアーチたち。
門司港のイメージ写真でよく観た光景が目の前に。ぴかぴかに整えられた内装と、建設当時により近づける形でよみがえった外観。このために来た甲斐は大いにあった。
15時頃戻ったのには、そもそも帰宅日であることに加えてもうひとつ重要な理由があったのだが、それについては長くなるので次回書くとして。駅構内での滞在中に出会った車両たちの中には、久しぶりに見かける顔も多くいた。
到着時にいた、帯がやや痛々しい 415 系(1500 番台)。山陽制覇の際に下関から乗ったり、きっと昔の関門越えでも乗っているはず。
噴水鑑賞後、ホームであれこれ撮っていると、海側の留置線になにやらボリューム感を覚えた。おぉ、これはすごい。現行のいろんな形式が仲良く並んでいる。終点の駅ならではやね。
813 にサンドされる 811 と 415。国鉄時代から民営化後、そして水戸岡時代まで、九州の変遷が詰まったワンシーン。
その中でも、人生初の自力鉄道旅で乗車、そして初の写真撮影で被写体となった 811 系には、他よりちょっと思い入れがある。構内を見回していると、知ってるものと違う車体を発見。
CT ロゴついとる。Commuter Train =通勤電車の略であることは一目瞭然だし、過去に他形式でロゴをつけた車両も観た気がする。が、811 も対象とは知らなかった。どうやら機器更新とロングシート化が目的のリニューアルで、いずれ全車に適用する模様。
そしてなんだかんだ縁があるのか、小倉へ戻るタイミングでやってきた車両はリニューアル前のものだった。これが更新前の乗り納めになる可能性が極めて高いな。
30年前と比べて、機材の性能は飛躍的に進化した。人間の腕はどうかな。と、最初の1枚を思い出しながら記録する車内写真。
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