かんさい新視線 (7) 神様の住処

去年くらいから HDMI 出力があやしい DVD 機、さらに調子が悪化。2年くらい前からディスクトレイのたてつけが悪いのだが、いっそう閉まらなくなってきた。しかし先立つものがないので、もう少しがんばれ。
さて年末帰省、せっかく宇治まで行ったのでもう1ヶ所。

宇治川には平等院の近くに中州があり、そこに架けられた橋を2本渡って駅へ戻るのが当初想定。だが、折悪しく中州自体が護岸のため絶賛工事中につき、中州へ渡る橋1本が封じられていた。

仕方がないので、だいぶ上流にあるもう1本の橋まで迂回。

中州から先の橋は普通に渡れたが、ふと川面を観ればこれまた随分と速い流れ。橋脚の下流に白波が発生しまくっている。あー、なるほど。こりゃ定期的に護岸強化しないと中州もってかれますよね。

渡ったとこに宇治神社がある。

ここは至ってスタンダードな神社。これより奥にあるもうひとつの神社をめざす。

この界隈では、一般住宅も含めて南天をよく見かけた。土地にゆかりがあるのか、それとも縁起かつぎか。

というわけで「もうひとつの神社」に到着。

宇治上神社。世界文化遺産の文字が誇らしげである。鳥居だけ観る分にはここも普通の神社に思えたが、その先へ歩を進めると印象が変わった。

…なんか、ちょっと立派な日本家屋の門みたいなのがあるんですけど。神社っていうより人間のおうちっぽい。

そして極めつけは本殿。片側だけが大きく湾曲しながら張り出した、ものすごく特異な形状の屋根。説明によると、この中に小さなお社が3つ並んで納まっていて、それぞれ祭神がいるという。
国宝にも指定された現存最古の神社建築物とのことだが、そういう知識を差し引いてもビジュアル的に大いにインパクトある姿だ。

なお、宇治上神社にはもうひとつ名物がある。

桐原水といって、現存する唯一の宇治七名水。現在は飲用でなく、専らおまいり前のお清めに使われている模様。我々もしっかり使わせていただいた。

この後、平等院の表参道に戻ってそば屋でランチ。

今日が12月31日、つまり夜に年越しそばを食べる日であることを思い出したのは、注文が終わった後だった。ま、細かいことは気にしない。

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