豊穣と風と蒼き波 (8) 歌う港にて・薄暮

うーんうーん。動くはずのスクリプトが動かない。バージョンによって動作具合が違うことまではわかったのだが、とりあえず今週中にはなんとかしたいものだ。さて、セントレア撮影の後半を。

おなかがすいたので一旦腹ごしらえにデッキを離れ、食後にふらりと戻ってみる。

と、一時は雲に阻まれていた太陽が再登場。急いでカメラを取り出し、機体を淡く染めるオレンジ色を大事にいただく。

だがショータイムはわずか5分程度で終了。一番おいしい時に何も来ないのは、全国共通の仕様なのだろうか。

ということで、残照をたよりに狙いを変えていく。

アンコリ狙うぞ大会はこの後本格化するのだが、その前にピンクの空を。不思議な色具合になったのは「すな」の影響だろうか。

ふと見上げると、なんとも面白い空。雲があることでかえって表情が増すこともよくある話。

国内線の動きが慌ただしくなってきた。赤いのと青いのがちょこちょこ出入りする。

B738 クラスの中型(小型?)が主力っぽい。関空と並んで赤字を指摘されやすい空港のような気がするが、国内一のドル箱である東京には飛行機では近すぎるせいかもしれんな、とふと思った。

めずらしく当たる。そうか、ISO を上げずに頑張れば必然的にスローシャッターになって当たりやすくなるのか。あとは手ブレとの戦い。三脚ないから気合で。

離陸機をむりやり追っかける。赤いしっぽが溶けそうな空と、ライトがほんのり照らす地上。

プッシュバックが始まるたびに、旦那さんと2人してアンコリスナイパーと化すことしばし。手ブレ補正と手すりの力を借りて、この日一番のスローな瞬間をなんとかまとめることができた。

ぼちぼちいい時間だし、明日もあるし。そろそろ宿へ向かうとしよう。

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