ベルーガはサンタクロース

年賀はがきの追加が必要になりまして、今年の書き損じと去年以前の余りを持ってったところ、新たな知見を得た。今年のはがきに換えられるのは今年のはがきだけ。古いやつは切手になら変換可能。この際なんで切手にしておいた。そのうち使うやろ。
さて、年明けてちょっと今更感もあるけど、年の瀬に入ってきた臨時の大ネタを。

日本でお目にかかれる可能性がある大型貨物機としては、ボーイングのドリームリフターやアントノフの An-124 がセントレア常連として有名。当家もそこまでは過去に撮影済であったが、もうひとつの著名機材であるエアバスのベルーガは20年くらい前に来たきり。資料でしか知らない機体の代表格となっていた。
ところが21年の暮れも押し迫った頃になって、まさかの来日。しかも近畿地方。積荷の通関で関空に寄り、翌朝になって最終運搬先の神戸に移動してきた。関空神戸フライトが確定した時点で、置き物でいいから一目観に行こうと、車での神戸突撃を決定。やや渋滞に遭いつつも、昼前に現地入り。

なんと都合のいいことに、ターミナルに足を運ぶ必要はなかった。柵の向こう、誰にでもまるみえの場所に堂々と駐機。もちろん柵前は踏み台や脚立をお持ちの方々でびっしり埋まっていたが、単独行動でうろうろしていたら最前の知らないおじさまが踏み台を貸してくれた。ありがたく恩恵にあずかる。

その後、当家も車から脚立を出し、照明灯を避けつつ後列から撮れる場所を確保。しばらく様子を伺うことにした。

まあこの「しばらく」がきわめて曲者だったわけだが。12時台。おそらく現場の中の人たちは昼休憩を取られていたのではなかろうか。つまり、我々含むギャラリーは結構長いこと待たされることとなる。

動きがあったのは12時半過ぎ。積み下ろしに使う専用の台(?)が前方につけられる。

そして貨物室の扉が開く。貨物室の先端全体が扉になっていて、数分かけて全開。

海洋生物が口を開けたかのようなフォルム。シロイルカを意味する愛称に納得。

専用のアレは、コックピットに支障せずして貨物室内のレールと接続できるようだ。専用品だけあって取り扱いも特殊なのだろう、エアバスの中の人と思しきスタッフさんの姿も時折みられる。

で。開いたからすぐ出すのかと思いきや、ここから再び放置タイム。当家的には日常の買い物もあるし、13時頃には退却も考えたものの、そのタイミングでまた変化が。

荷物吊りに使うクレーンがやっと準備を始める。アレのそばに移動し、

アームをガンガン伸ばして、吊り下げ器具を装着。出てくるものを待ち受ける態勢となる。

13時半過ぎ。ついに荷物が動いた。

さっきから奥に見えていた白い箱一式が、レールに乗って出てくる。ある程度出たところで、中の人が手押しで前進させていたのには驚いた。人力で動くくらいよく転がるってことやん。

全体が外に出たところで、吊り下げ器具を取り付け。いわゆる玉掛けってやつですかね。

そしてバランス等を確認しつつ慎重に地上へと運ぶ。積荷がヘリであることはすでに話題となっていたことから、長い箱は羽根(ブレード)ではないかと推測する旦那さん。トーイングバーっぽいものもついている。

さらに続けて、満を持しての主役登場。

ヘリの本体がしっぽから見えてまいりました。

エアバス製のヘリコプター。発注元は警察関係だという話。

こちらも同様にパレットごと吊り上げて、無事荷下ろし完了。

ちょうど陽がさしてきて、青き衣をまといて金色の野に下り立つヘリ。終日逆光の神戸、直前まで曇り基調だったのは正直助かった。
さすがに離陸までは待てないので、当家はここで撤収。大半の人が同様に引き上げていった。飛んでるところは観れないまでも、まずめったに日本へ来ないものが来ただけでも価値はある。関空入りがクリスマスイブ、そして神戸訪問はクリスマス当日。異国からの思わぬプレゼントであった。

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