運び屋たちの週末 (6) 巨人あらわる

ふぅ。すっかりさぼってしまったが、先週水曜から土日にかけて今年分の花見をたっぷり楽しんできた。徒歩圏内以外はほぼ全部川沿い。満開ピークに合わせていい時期に観れたし、用意した花見ごはんも皆おいしかったし、満足ですわ。
そのへんの話はまた今度するとして、2月中部地方の話をもうちょっと。

三重県を後にして、昼過ぎにようやく到着したのは、本来の目的地。というか、急ぐ必要がなかったんですわ。

こちらが今回の目玉、アントノフさん。

この日、ここセントレアではあるイベントが開催されていた。事前申し込み(抽選か何か)した人が実際あの機材を近くで見学できるとか、そういう催し。遠く関西から我々が申し込んだわけではなく、そんなイベントがあるならきっと機材自体は遠目に見物できるだろうと、それが狙い。実際同じように考えた人で、デッキは大変賑わっていた。

だいぶ昔に成田で絶好の撮影チャンスをふいにして以来、実物をまともに撮るのはこれが初めて。なので、可能な限りあらゆる角度から保存を試みる。柱の間を抜ける立ち位置があればくまなくカバー。

すると、ほぼ真横あたりの位置でうれしいおまけがついてきた。ちょっと奥にドリームリフターさんがいらっしゃるではありませんか。超大型貨物機どうしの豪華競演。いろんな部分に設計思想の違いが浮き彫りになっていて、見比べるだけでも楽しい。

ところで、トーイングバーついてますね。トーイングカーもついてきましたね。どうすんのかな。持ってっちゃうのかな。

と思ったら、微妙に下げ始めた。角度もやや南向きに変えられていく。

さらに下げる。そしてこの後ちょっと前進。いったい何が目的なのか。ただこうやって動かすことにより、なんとなく左右両翼が順光になったように感じられた。地上イベントの記念撮影用に、お写真映えするベストな角度を作っていたのかもしれんね。

しばらくは動きがなさそうだ。せっかく国際空港に来たので、他の機材もチェック。

そこへ到着したのはエティハドの特別塗装。普通にごろごろタキシング、と思いきや、この後デッキがざわめく事態発生。

なんかそのへんでぐるっと回り始めた。

実は我々が立っている正面くらいに本来入る15番スポットがあったのだが、パイロット氏うっかり転回ポイントを通過。きちんと入れなくなったので、スポットへのごろごろをもっかいやり直す羽目になった模様。おいおい、たのむでー。いつか南欧訪問の際は利用を検討してるので他人事ではない。

こうして約5分遅れのスポットイン。ついヘルシンキのアレを思い出す当家であった。

観光地としての空港、という新しい付加価値を一般化させたことでも知られるセントレア。この日もセグウェイ軍団が出現。

写真でお伝えできないのがもどかしいが、実はデッキ上は常にとてつもない強風にさらされていた。撮影の合間に風下の壁や屋内に逃げ込まないと、風で身体が煽られ体温も下がる、地味に過酷な環境。

そんな中、イベントは15時頃に滞りなく終わったようだ。この後どーすんのかなコレ。

Like
Share

公開から30日以上経過した記事のコメントは締め切っております。あしからず。