中つ国、それぞれの秋 (7) 尾張の海空・2

そろそろ今年の海外旅行について検討会を始める。まず書店に出向き、ガイドブックを複数入手。地球の歩き方とか十数年ぶりに買ったけど、ずいぶん読みやすくて驚いた。昔はもっと誌面ぎゅうぎゅうだったイメージが強くて。
なわけで昨秋帰省のお話ようやく最終回。

そうこうしているうちに、太陽がだいぶ低くなってきた。

となると、なんとなく夕焼け狙いにシフトしていくのが人情ってもんで。しかしまだちょっと高いかな。

転がっているものになると、輪郭が光るのは綺麗だけど、それ以上の風情はなかなか出しにくいものがあり。そもそもある程度の高さ(デッキ)から見下ろしているわけで。

さっき来た新塗装のキャセイさんも香港に帰っていった。

セントレアの場合、国際線はともかく国内は小さめの機材が主流。

トラフィックが途切れた合間に振り返れば、色違いの A320 が行き交う。老舗から新興勢力までいろんな会社が来るのは、これはこれでおもしろいね。

そろそろ陽が沈みそう。なんだけど、結局いいところに当たらないのは、自然相手の難しさ。

訓練と思われる飛び方を繰り返していた J-AIR の機体も、遥か上空を通過。

地平線上には雲が待ち構えている。そしてしばらくは離着陸の気配がない。今回はここまでか。季節に合わせた活動は、やっぱり地の利と下調べが大事やね。

一番よかったのは多分、沖合いを行く貨物船。まあそんなもんです。

そろそろ引き上げようかと思ったら、遠くに大きな機影が見える。なんだろう。

あ、そちらの方でしたか。

成田が遠くなってから、NCA に出会う機会はなぜか旅先が多い。

陽が落ちると一気に寒くなるのは、海沿いに限らずよくあること。まだまだ見物人は途切れぬが、我々は引き上げるとしよう。つーかこれから家に帰るという重要ミッションが残ってるし。

ようやく積み込みに着手した F1 らしき荷物を遠目に眺めつつ、ターミナルのカフェで一杯休憩の後、夜までかかって帰宅したのであった。

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