異邦人、香港を駆ける (1) 円滑空路

しかし季節外れの暖かさで。ちょっと用事で梅田に出たら随分と歩きやすい気温だった。急な冷えには気をつけんとな。
では早速こないだの香港旅のお話を始めるとしよう。今回珍しく旅行中のメモを一切とらずに終わってしまったんだが、さすがに3度目ということもあってか、意外とあれこれ覚えてるもんで。記憶が飛ぶ前に書き終えたいもんです。

毎度おなじみ、早朝の地元バスから電車を経て梅田で高速バス、という鉄板ルート。しかし、一時期はこの鉄板が使えるかどうか危惧されたこともあった。理由はもちろんアレ。

ほぼ2ヶ月前、台風で流されたタンカーにより破壊された関空への道路橋。あーあ。って軽く言っとるが、発生直後は空港そのものの再開見通しも立たず、旅行自体できるかどうか気を揉みまくったもんだ。結果として鉄道の復旧は驚くほど早く、車道は無事だった方の橋を対面通行化で仮復旧。ダイヤに大きな乱れもなく、スムーズな空港入り。
なお、空港島に入ってからのルートがだいぶトリッキー。大きく北へ回り込んで線路を越え、展望ホール付近の脇道から出てきて高速の出口に接続。非常時とはいえそんなことできたのか。

ともあれ、着いてしまえばこっちのもの。今回は前日にオンラインチェックインにて並び席を確保済。荷物を預け、あわてずに朝食をとったら、さっさと出国。シャトルで中間駅まで行けば搭乗口付近。

と言いつつ、ちゃっかり他社便をチェック。マレーシアの国旗って色だけ観るとアメリカっぽいな。

搭乗機はコレ、ではない。すぐ左のスポットで待っていたのは B-KQR、珍しく 777-300ER に当たった。エンジンのバカでかさをお伝えしたいところだが、残念ながら駐機ポジションがまったく撮影に向かない位置、席は翼の真上、てことで写真はございません。とにかくでかかった。つーか大阪便に入ってるんだ。運用の都合かね。

そんなこんなで無事離陸。よく観たらちょっと欠けてる橋を後目に、いざ西進。

離陸から1時間もしないうちに早速の機内食タイム。しまった、朝食のパン1個にしときゃよかった。まあええわ。

海鮮丼とパスタの2択と言われたんで迷わず前者を頼む。毎度のことだが、ごはん・パン・そばって炭水化物率が圧倒的。

そして食後にハーゲンダッツ。かたい。キャセイパシフィックスゴイカタイアイス。

台湾通過後からだいぶ北寄りのルートを経由して(理由は次回)、着陸は毎度の西からアプローチ。

お、アレがこないだできたばかりのマカオに行く橋(香港・珠海・マカオを結ぶから港珠澳大橋)。ごく一部しか見えなくても十分長いなー。

空港付近は海底トンネルにしたらしく、海ほたるの親戚のようなものも見受けられた。

定刻よりちょっとだけ遅れて着陸。お、やってるやってる。滑走路3期。数年後にはすっかりできあがって運用中の姿を観られるのだろう。

例によってスタンプのかわりにレシートをもらって入国。まず現金を作ろうと思ったら、なんと到着エリアの ATM が工事で閉鎖中。ありゃりゃ。仕方がないので、とりあえずいつもの機場快線(2人セット片道券)だけカードで買い、九龍からホテル用シャトルバスにお乗り換え。両替はあとで市内でやろう。

毎度のことだがシャトルバスは豪快な乗り心地。荷物置き場にうまくしまえなかった人のカートが、所在なさげに出入口付近をうろつくのを笑いながら見つめるうちに到着となった。

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