余暇は六甲にあり (3) 繚乱の植物園・2

今度の電気代もやっぱり安かった。もちろん燃料調整費の割引もあるけど、そもそも使用量(kWh)が少ない。関電のネットで料金と使用量のグラフ観てみても、ざっと平均の半分程度。やっぱテレビないのが大きいのか。
では引き続き高山の花をいろいろと。

そのまま道沿いに進むと、団体さんがあらわれた。中の人なのか外部の専門家なのかまではわからんかったが、ともかく詳しい人に解説を聴きながら園内を見学するイベントのようだ。

しかし植物にはあまり詳しくないもので、結局のところ、その場で形状や色に惹かれて観賞することの方が自分は多い。これはマイヅルソウかな、というのも、後で調べてもちょっと自信ない。

ので、可能な範囲で名称板も撮るようにしていた。これはイカリソウの仲間。

名前撮れなかったものの方が多いんだけど。あとこの付近観てた時は、団体さんに説明する専門家さんの話に耳が持ってかれてたのもある。
ともかく、そこらじゅうでいろいろな草木が花を咲かせている。

その先で視界が開ける。高い木がなく石や岩の多い斜面はロックガーデンという。この区画の半分ほどはヨーロッパ系の品種が集められているが、どうやらスイスのシーニゲプラッテ高山植物園と提携した関係らしい。なんか登山電車っぽい名前やなと思ったらまさにそのエリア。

より高いところに住むタイプなのだろう、這うように定着している。これはもう花なのか葉なのか。

褐色多めの世界に、時折絵の具を落としたかのような彩度を見せつけるものも(おそらくチャボリンドウ)。

斜面から逸れた脇道にも、低めの木がひっそりと花をつけていたりする。

ロックガーデンには、高山植物の花形(そのまんまやな)と思われるものも点在していた。

例えばクロユリ。実際のところ、全体が黒つぶれするほどには黒くないんだけど、自然界の花として破格に黒いのは確か。

そしてコマクサ。付近に居合わせたおばちゃん、カメラを向けながら「コレが観たくて来た」と仲間に熱弁。「高山植物の女王」の異名は伊達じゃないようだ。
もちろんそれ以外の花も、厳しい環境の中に凛とした姿勢を感じさせて美しい。

その名から遥か北海道を感じるチシマギキョウ。

ミヤマオダマキも同様に北日本の花。このようなラインナップから考えても、西日本、しかも政令指定都市で高山植物の生育が可能であることに改めて驚く。

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