余暇は六甲にあり (4) 繚乱の植物園・3

自宅建物入口に蝉の抜け殻が付いている、と旦那さん。昨日ゴミ出しのついでに観察してみたら、なんと抜け殻どころか絶賛羽化準備中の幼虫の姿が。今日観たらもうなかった。今頃、その辺の木で元気に鳴いていることであろう。
さて山上散歩は植物鑑賞会の部ラスト。

斜面を下り、西にある池の周囲を巡っていく。

まさに今が見頃とばかりに新緑のまぶしい景色。散策する人の姿もどんどん増えてきた。

木陰でそっと咲くスズラン。その先では、また団体さんが専門家の解説を聴いていた。通りかかるついでにちょっとだけ拝聴。

おおよそ葉っぱ2枚分で死ねるそうです。こちらで群生している、かの有名なトリカブト。知らんかったらただの草としか思わなそう。草は見かけによらない。

で、池には植物とは違う「名所」がある。

池の中央東寄りに架かる、吊り橋風にデザインされた橋。プリンスブリッジという。プリンスの名は伊達じゃない。

橋のたもとに由来がしっかり書いてあった。1958 年、皇太子殿下のお渡り初めを記念、とある。昭和中期の皇太子ってことは、つまり今上陛下のことですね。
さすがに橋本体は現物ではないんだが(それにしちゃ綺麗すぎるし)、当時は吊り橋だったから雰囲気だけでも再現してあるらしい。さっきのエンコウソウといい、なにかと皇室御用達感のある施設だ。皇族方の動植物研究は定番だしなぁ。

せっかくなので渡ってみる。こうして橋の上から蓮の葉をご覧になったのであろうか。

東口から入ってずっと歩いてきたため、もうすぐ西口。戻ろうとすると上り坂になるし、傾斜に従ってこのまま抜けていくとしよう。

西端の湿原には、ニッコウキスゲの群生地。夏の見頃にはまだまだ季節が及ばぬ時期だったが、気の早いものがちらほらと花を咲かせていた。

蜂に気を使いながらサラサドウダンをしばし眺めて、観賞は終了。

西口で背後を振り返ったら、なんかちょっとシュールなものが。観光つーとすぐ顔ハメ看板を置く風習はかまわんのだが、いまどきは植物園にもあるのか。うーむ。

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