港をゆくベビーフェイス (3) 街の創造

「如何に人の少ない環境で気分転換するか」を問われ続けるのも大変だ。例の3要件を回避する方向でがんばっているものの、お手軽な近隣屋外施設までも一部閉鎖とあっては散歩にも困る。花見シーズンも近いが、今年はウォークスルー専用やね。
さて引き続きニュートラム撮影会から。

昼食前の車内ロケハンにて、特定区間だけのちょっと変わった景色をもつ箇所があった。その撮影地となる駅で降りた途端、前方から対向車両が接近。急いでホーム端のガラスに張り付く。

て、14もう戻ってきたんかい。あとで確認したら、路線長は小倉のモノレールよりもさらに短い 8km 弱。そら折り返しも早いわ。

間髪入れず、ここまで乗ってきた17が発車。
観ての通り、軌道は太い梁で囲まれている。上を走るのは阪神高速、関空行きのバスでよくお世話になる4号湾岸線。この手ののりものが自動車道と一体開発されるのは、全国的によくある話で。

ここはフェリーターミナル駅。高速の真下にある駅は、当路線ではここだけ。

大学に入って間もない頃、旅費をケチってフェリーで帰省したことが一度だけある。門司に着いた記憶があるので、さんふらわあが出る ATC ではなく、当駅が最寄りとなる方のターミナルから名門大洋フェリーを利用したのだろう。だったら当駅も利用しているはずだが、覚えてないので改めて利用実績を作っておく。
なお、その先のデッキから駅外観もろとも車両撮影を試みるも、長いレンズでは車両がまるで入りきらず。

駅に戻り、次の電車でまた移動。

といっても乗車はわずか1駅、ポートタウン東で降りて、駅からすぐの空き地脇で待機。住之江から来る電車が北から西へ曲がる角の内側で、なかなか側面を撮れずにいる17を待つ計画である。一発本番だったりして、と旦那さん。

大当たりだった。
これ以前の15本(13は昔の事故の関係で欠番)と異なり、17と18は塗装ではなくラッピングが施されている。専門学校の学生によるデザインを正確に表現するためだろう。色としてはブルー扱いのようだが、たこのインパクトがすごいので「たこさん」と勝手に呼んでいる。

ここから約2駅分にわたって広がる南港ポートタウン。公団(現 UR)だけでなく、市営や公社から民間までいろんな開発主体が入り乱れる一大団地群である。再び電車に乗り込み、移動ついでに車窓から拝見。

一見してそこそこ古いとわかる外観。物件によってはニュートラム開業前からありそうだが、当時はバスが頼みの綱だったのだろうか。建物間に広場や駐輪場などが充実しており、子育て世代には悪くなさそうな環境。それでも近年は少子化が進み、駅前のマップに書いてあった学校も一部は閉じてしまったそうで。

なんにせよ、見た目からマンションの築年代を推測してしまう癖をもつ自分のようなタイプには、なかなか見応えのある景色。

せっかくなので、中ふ頭にも利用実績を作っておく。

先日展望台から見えていたように、車庫直結の駅。もちろんその通路は中の人専用。

おそらくここがニュートラム唯一の車庫であろう南港検車場。ここで無理して観察を試みるよりも、普通に駅や沿線の方がよく見えそう。

しかしこの通路、いかにも「80年代初頭に思い浮かべた未来」らしい造形やね。

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