旅立つ船の名は (1) 港に泊る鳥

自宅徒歩圏内ながら、位置が微妙であんまり行けてなかったケーキ屋さん。昨日観たら営業してない感あったんで心配して調べたら、もっと便利な場所に移転したことが判明。相変わらずおいしかった。今後は寄る頻度が増えるかも。
さてここからはまたちょっと遡って、12月中旬のお話。

この日、我々は普段あんまり来ない「島」に来ていた。

ポートアイランド、結構久々やなぁ。初乗車以来3年半ぐらいぶりになる。

中公園駅から、大きな道路を越えて北へ向かう徒歩ルートは、この陸橋が一番確実。ただし我々の場合、駅からは若干の遠回りを強いられてしまった。駅名にもなっている中公園へ直接渡れるデッキを見逃してしまったのが敗因。ほんとは公園内を抜けていくのが最適っす。

でだ。島の北西端にあたる北公園に到着すると、本日のお目当てがどーんと構えている。

飛鳥II。言わずと知れた国内屈指の大型客船である。この日の午前に神戸入り。出航は夕方とのことで、まずは停泊中の姿を拝みに来たというのが、この日の目的。

しかしでかいなー。奥の建物はほとんど隠れてしまっている。市役所やタワマンも小さく見えてくる。

すぐ横を通過するポートライナーの車両も、実物以上にか細く感じる。

公園の端、波打ち際(といっても岸壁だが)の行けるとこまで行って、真後ろに立ってみた。

何層にも折り重なった居住空間。海を隔てたそこそこの距離から観ても、圧倒的な存在感。

巨大な船というのは確かに洋上のホテルそのものだなと、改めて思う。1時間半後に迫った出航に向けて、船上には準備を進めるスタッフさんの姿もちらほら見受けられた。

せっかくこんなとこまで来たんで、ついでに周囲も観察。

本土と島を結ぶ赤い橋は神戸大橋という。1970 年開通というから我々より年上。北公園は橋をくぐれるような立地になっており、足元でその重厚さを間近に観ることができる。

「みなと異人館」。明治期にあるわけがないこんな埋め立て地になんで異人館?と思ったら、案の定北野から移設されたものだった。ごくまれに一般公開もあるらしい。

海を感じるモチーフが施された噴水の傍で、持参のお茶で一服したら、この先は散歩タイム。

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