丘の上のコアラ (1) 日々育つ街

なんか昨日だけでやたら焼けた気がする。防御策としてはどこ行くにもだいたい似たような感じでやってるのだが、やはり海沿いエリアは焼けやすいのだろうか。なんとなく。
まあそれはともかく、ここからようやく7月のお話。

土曜日。我々はとある新興住宅地にやってきた。

降りた駅にはコアラ。どこぞのお菓子とは関係なく、街の名前に由来するもの。

駅前はホテルやらショッピングモールやらが建ち並んでおり、デッキでつながって行き来しやすくなっている。

でだ。こんなところへ何の理由もなく来るわけがなく。本日の主賓はこちらです。

きたきた。現時点でここにしか走っていない特殊な車両は、外見もまた妙に丸っこくて異彩を放つ。

山万ユーカリが丘線。既に開業から30年超という、新交通の老舗(?)。例によってへんなのりもの攻略のため参上した次第である。

ラケット状と呼ばれる線形の都合上、この路線の終端はユーカリが丘駅の1個のみ。唯一の車止めは、簡素ながらそれなりに丈夫そう。

車両は全部で3本いる模様。空いている時間帯だったためか、2号と3号は乗車中に車庫で寝ているのを見かけただけ。あとはこの顔出しプレートくらいか。

というわけで早速全線乗破の旅に出る。

窓の形状やらカーテンやら、若干時代を感じる内装ではあるが、造りはしっかりしてそう。

津々浦々のニュータウンにありがちな「年齢層の偏り」を避ける意図か、あえてちまちまとした規模で分譲を続けているようだ。会社の身の丈を考慮して規模を控えめにした、って可能性もあるかね。

もっともすべての開発が順調だったわけではないようで、「女子大が来るはずだった女子大駅に女子大がない」というおもしろ事態も発生していた。

車窓を眺めていると、高層エリア・戸建エリア・緑地をバランスよく配置することに腐心した様子が感じられる。

さて、ラケット部分の付け根に戻ってきたので一旦降りてみる。

「公園」駅を最初に通過してから戻ってくるまで、だいたい10分足らず。1号を見送って、ちょっとそこらをぶらつくとしよう。

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