新しい街をつくろう (4) 団地へ運ぶ・1

今日は雨予報だったんで屋内でできることを、とイケアへ。当初はタオルくらいしか予定してなかったはずが、あれよあれよと雑貨が増えて最後は大漁。お約束のホットドッグ食べて帰ってきた。まああそこ行くと毎度こんなもんやな。
さて引き続きライトライン沿線であれやこれや。

折り返し乗った上り電車を、2区間進んだところで早くも下車。目星をつけた撮影地に向かう。

しっかりした看板の割ににわか感があるなと思ったら、のちに理由が判明。紙を貼って隠された部分に書かれていたのは、開業前の試運転告知だった。掲示者は自治体の担当部署。メリハリのある予算配分、大事っすね。

交差点にはバスターミナル。乗り換え拠点でもあるようだ。へぇ、路線バス車両でその塗装があるんか。

そんな電停の名は「芳賀町工業団地管理センター前」。長い(ここが最長、次点がベル前)。副駅名となっている近隣の企業拠点名も負けじと長い。

電停からホンダ側のルートは、下って登る谷越え形状となっている。乗ってる時点でもなかなかの坂やったけど、撮ったらどうなるか。興味ありますね。てことで、次の上り電車をお迎え。

1つ前の電停を出てカーブを曲がると、もう下り坂。

その勾配、路線内トップクラスの 60‰。レンズの望遠圧縮効果を差し引いても、というか肉眼でもだいぶあるぞ。

底まで行ったら今度は登り、これをスイスイと難なく進んでくる。

土地形状に沿って道路をひいた結果とはいえ、苦もなく行き来できる登坂性能を実感。

と感心している間にも車両は前進。1分足らずでこの谷を越えてきた。

いやはや、たいしたもんだ。ここで撮ってる同業さんを往路の車窓で見かけたから来てみたけど、確かにいい絵でしたわ。

谷を出て電停に帰る。

さまざまな業界の工場や倉庫が並ぶ一帯。LRT を作るにあたって宇都宮市のみならず芳賀町をも巻き込んだのは、渋滞解消策をとるにあたって芳賀側の工業団地も無縁ではないからだろう。

戻ってくると、ちょうどそこへ下り電車。路線内の大半では上下線の間に柵があり、奥の線路にいるものはあまり撮影に向かないが、それもまたそういう状況の記録ってことで。

交差点を曲がって谷越えへ向かっていくのを見送る。

そうそう、今のうちに電停の造りを見学しておこう。

運賃は現金払いにも対応しているものの、公式には IC カード推奨。カードのほうが乗り降りが楽なこともあってか、totra(宇都宮市付近で流通、実質 Suica)をピッとやってる現地の人もかなり見かけた。

終点や交差点至近を除くと大半が対面式ホーム。床面の高さはもちろん車両出入口とぴったりフラット。

カラーリングは車両同様に黄色と黒。ガラス張りの壁に路線図や周辺地図、沿線の特徴を表したパネルなどが掲示されている。パネルデザインがそれぞれ異なる以外はほぼ共通仕様。接近案内も標準装備。

天井は地元の木材、そしてベンチは大谷石。後者は沿線住民の名前やメッセージを記したスポンサーの銘板が付いている場合もある。

そして至ってシンプルな屋根側面。

そろそろ次の上り電車が来る頃だ。

先に通過したのはホンダのバス。

ひと呼吸おいて電車。駅にも垂れ幕が出ていた地元バスケチーム・宇都宮ブレックスのラッピングがついている。

これに乗ってもう少し引き返し、また別の撮影スポットを探すとしよう。

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