新しい街をつくろう (3) 線路で繋ぐ
19 Jan 2024
長らくサボっていた「過去写真のバックアップ」がなかなか終わらん。何が大変って、1回の撮影データがブルーレイ1枚に収まらない場合の容量調整。なんかいい感じに分割するために内容確認するからまあ時間のかかること。もうちょいがんばる。
さて、ライトライン見学の巻はまだまだ序盤戦。
乗車は長丁場が想定される。トイレを済ませてからのりばへ。
再開発に伴い、電停や広場からライトキューブにかけての地名(住居表示)自体を「宮みらい」に変えたというから意気込みが半端ない。ちなみに、広場一帯(キューブの外壁やこの案内板など)では、市内で採れる大谷石が多用されている。
電車の運行頻度は日中で12分に1本程度。思ったよりあるな(15分に1本の富山を基準に考えがち)。
ホームでは乗客が、広場の隅では見物人が待つ中、次の電車が入る。前照灯の LED が曲者で、撮ると片目気味になりがち。
降車が全員済んだのを確認するまではご乗車いただけません。
ので、一旦ドアが閉まる。ん? これはすごく見覚えのあるドアボタン。ウィーンでよく押したやつだ。トランシス車は元をたどればヨーロッパに行き着くし。
ほどなく乗車開始、ボックス席におさまると座席はあっという間に埋まった。
冬休みであることを鑑みても結構乗ってんな。その答えは、しばらく乗った先でわかる。
東口から5つ先の電停「宇都宮大学陽東キャンパス」、またの名を「ベルモール前」。すぐそこにめっちゃでかいショッピングモールがあり、客の大半はそこが目的地だったのである。強いな、ベル前(それは福井)。
だいぶ混雑も緩和されたところで、おもむろに内装観察。運転台後ろは広々としており、立ち乗りキャパもありそう。
今回使っていないが(理由は後述)運賃支払いは IC カードがデフォ。乗車用リーダーを低めにつけているのがポイント。
鬼怒川を渡ると景色が一変、一気に郊外の車窓となる。
工業団地と新興住宅地を経由し、乗客は徐々に減りつつも空にはならない程度。
座席は黒でふちどり、一般席は黄色とグレーのモケット、優先席は茶色の革張り。どことなくクルマのシートっぽい。そして改めて観るとやっぱり長い、軌道法の限界 30m 弱の車体。
こうして、宇都宮駅を出て50分ほど。
終点に到着。これでまず全線乗車は達成だ。やったね。
すかさず終端記録。後ろの建物はホンダの拠点で、おそらくここの通勤客も重視されているはず。
電停名は特定企業名回避の方針により「芳賀・高根沢工業団地」というフラット表現になっている。
せっかくなので道路を渡って外観確認。終点にしてはシンプル。
道路越しの電停は一見すると渡れそうな距離感だが、時折通る車がかなりのスピードでかっとばしてくるので、きちんと横断歩道や歩道橋を使いましょう。
でだ。時間は有効に使いたいので、来たやつで戻るべくさっさと電停に引き返す。
12分待とうとすると周囲に何もないのよ。そりゃ工業団地やし、工場に用のある人向けだからしゃーないわ。
電停のデザインは統一感あるすっきりしたものだが、そういうのはあとでゆっくり観るか。どうせ途中下車するし。
最初からそのつもりで1日乗車券を買ってある。ひも付きなのは、首からかけろという仕様のため。意外にもアナログだけど、車載カメラで観てるのか、あるいは IC カードと一緒である種の信用乗車なのか。なんにせよズルしてると思われるのは心外なんで、乗り降り時はバッチリ見せておく。
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