初詣を支える電車 ’19 (2) 動線を分ける

昨年からいずれ着手したいと思っていた件に今週からようやく取りかかる。そんなに苦労しなさそうなポイントと、最初に基本構造を理解しないと先に進めなさそうなポイントがあることは把握。手を動かす前にまず後者をなんとかせんとなぁ。
さて引き続き住吉さんとこの阪堺のお話。

ワンマン電車の運転士さんだけでは到底捌ききれないこの多客。乗り切る工夫は今年も健在。

ただでさえ狭い歩道をふさがないようにと、側溝の上に建てるアクロバティックな臨時きっぷうりば。IC カード全盛の昨今、とは言ってもお持ちでない方もゼロではない。利用者がいる限りは続くであろう。

三が日限定ホームもいつも通りの運用。いずれも乗降を別ホームに分け、さらに北行き乗車は天王寺と恵美須町に分離。後者は長くても一の鳥居の横断歩道にギリギリかからんくらいの行列だったが、さすがに天王寺は大人気。旧住吉公園駅方面の空き地を使い、最後尾札も出されていた。まあでもあのくらいなら、並べばじきに乗れる程度ではあったかな。

時刻表はあってないようなもので、ずらり並ぶこともあればしばし空白区間が生じることも。この時期ばかりは致し方なし。

そんな中、我々だけでなくカメラを持った多くの人(要するに同業諸氏)が待ちわびていたものがようやく姿を見せた。

新年多客輸送名物、161 形。とにかく車両が必要なのでこの時期はほぼ確実に駆り出される、御年ついに90を数える最年長組が、今年も顔を出してくれた。

まずは雲柄 164 号。90歳の記念マークもついている。

たまたま自分たちが線路の西側にいたので、あまり雲模様が見えなかった。戻ってくるまで粘るか。

てことで、来るものあれこれ撮りながら折り返しを待つ。

お、白浜のパンダさん。ちょい前に生まれた彩浜ちゃんはさすがにまだ載ってないが、前観たときの側面と明らかに違うからそのうち反映されるのだろう。

たくさんの人と警備員さんで賑わう雰囲気を撮ろうとしていたら、空が鳩で賑わった。ロートか。

14時を過ぎたあたりから、古参のみなさんがどんどんやってきた。あるいは我々が初詣の人混みに巻き込まれている間にバンバン通過していたのかもしれんな。

昭和中期の復刻車 161 号。現行の復刻改造以来はもっぱら貸切車となり、多客対応でもひときわ混雑がピークの時にしか出さないらしいから、普通に走ってくるだけでもう珍しい。まあこのあと盛大にかぶられるんですけど。

各ホームに手分けして業務を分担している阪堺の中の人たちも、元気な姿を見守っている。

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