初詣を支える電車 ’19 (1) 混雑を纏める

世の中の切り替わりは早い。スーパー行ったらもう豆とか並べて節分の話してるし、百貨店方面からはさらに先を行くバレンタインフェアの話も聴こえてくるし。いつものことながら、常に1ヶ月以上先を考えんといかん小売業界は大変やなぁ。
さて松の内も明けたところで、今年最初に一眼持ち出した撮影のお話を。

関西トップクラスの参拝者数を誇る初詣大手、住吉大社。といえば、我々のような鉄ヲタ的にはもうひとつ訪問意義があるわけで。

その多客をさばくための三が日シフトを敷いている阪堺さん。例年通り今回も乗降分離に大増発が行われているであろうと、がんばる姿を観に来たよ。

改めて言うまでもなく、まあ多いわ。
一の鳥居前の横断歩道は、南海からの最短ルートなのでもちろん南海民が多く、当家も南海利用。ただよく観ると、すぐ南側の降車ホーム(平常時の電停より後方)から流れてくる人も一定数いる。

住吉さんの集客効果はすさまじく、例年この時期には 200 万規模の人を集めるとかなんとか。このように普段を大幅に上回る人出が見込まれる、そんなときにコレ。

頼れる新鋭、といっても導入からはや5年超。沿線風景にもだいぶ馴染んだ感ある堺トラム。

もちろん全編成投入。あびこまでの区間運転で細かく往復していた。

定員の多さと床の低さは、老若男女こぞって出かけるこの時期にこそ最大の効果を発揮しているはず。

そうは言っても低床車はわずか3編成。低床ではない従来車両も、かなり古い車両も、とにかく走れるものは全部使うのがこの時期の総力戦。

一定以上の車齢のものは「ワンマンカー」の板を正面に掲げていることが多い(例外あり)。文字の大きさに強弱をつけたデザインに、じわり良さを感じる昭和民。

登場から60年経っても「中堅」ポジション。まだまだ元気な 501 形。

なかでも 505 号は1年半ほど前に原色塗装(金太郎というらしい)が復刻されたらしく、丸っこいフォルムと相まっていい味出していた。

車は通行止め。車道の信号が青になれば電車が通る。そして歩行者信号が青になれば、毎度どっと人が押し寄せる。過去の訪問時に比べても、今年の参拝者は多く感じる。やっぱり昨年の関西は地震だ豪雨だ台風だといろいろあったからだろうか。元日はもっとあふれ返っていたに違いない。

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