異邦人、香港に遊ぶ (12) 全景遊覧・4

今日もいい天気だったんで、昼食後ちゃりで近所をぶらぶら。越してきて以降、存在は知っていても行ったことのなかった場所をちょっとずつ覗いてきた。住む街を楽しむのは住んでいる間が一番よい、と、転居続きの人生の教訓。
では引き続きトラム展望ツアー、ぼちぼち後半戦となります。

なわけで、予想外(忘れてただけ)の跑馬地支線突入。

例によって最初に通る、沿線でもっとも吊り看板が近いスポットと勝手に認定している富明街。

そごうと時代廣場を結ぶ最短経路上にある横断歩道も、たいへん賑わっている。そしてやっぱり目立つ車両に対する視線を感じる。その視線に気を取られ、ここを通過した際のなんともいえない違和感に気付き遅れたのだが、その理由は後で知ることに。

支線もしばらくは大小の商店が続く景色。

この雲呑麺の看板とは後日再会するのだが、それについてはまた改めて。

賑やかな一角を過ぎるとしばらくは、これまでと比較するとやや閑静な住宅街といった感じのエリアを走る。ループの内側(上写真でいう右側)は競馬場やグラウンドが広がり、一部では煌々と明かりを灯してスポーツに興じる姿も。

そして跑馬地到着。左側に入り、しばらくここで停車。要するに時間調整ですね。どっちにしろ前にいる電車が出ない限り出れないんだけど、なんとなく方向別に順番に発車させてる感もあったりなかったり。

ただものすごい長時間とどまったわけでもなく、10分もせずに再スタート。

こちらが前回工事中(リニューアルオープン目前)だった競馬場。読めないけどなんとなく「Sasa 杯」的な気配がする。イメージキャラクターに綺麗なおねえさんを使うのはいずこも同じ。

その後、高速の高架下を抜けると、両側にずらりと並ぶのは照明器具のお店。この辺りは伝統的にこの手の店が集まっている、と、イヤホン解説。撮るのが忙しくて耳から外していた時間帯もあったが、落ち着いて聴いてみると、意外と知らなかったことを教えてくれたりする。日本語もそこそこちゃんとしてるし。

つきあたりの交差点で右折すれば、再び大通りに戻り、今度こそ終点へと向かっていく。

…おや? あれはもしや、これとはまた別のイベント専用車両では。

車上からでは去りゆく姿を撮るだけで精いっぱいだったが、あちらのレトロ風車両・28号車は貸切用として運行されている。乗客は思い思いに楽しんでいたようだ。

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