異邦人、香港を駆ける (20) 叮叮灣仔

ここんとこ変な天気の日が多いような気がする。一時晴れたと思ったら最終的にどっと降ったり、昼間ぬくぬくだったのに夕方前くらいから一気に冷え込んだり。まあそもそもベースが12月にしてはあったかすぎって話もあり。風邪とか気をつけよ。
さて香港最終日、昼食後もさらに撮る。

腹ごなしも兼ねて電車撮り放題。自動車向けの大通り(軒尼詩道)とトラムのルート(荘士敦道)が合流する東の三角地帯から、再び線路沿いのエリアへ。

あ、この広告も高級マンションのやつだ。別物件ともども、富裕層向けなのか投資目的なのか、はてさて。

ぐーぐる先生の積極的なローカライズ戦略。クラウドはビジネスを詰めた蒸籠だったのです。

さっき質屋の前で見かけた遊覧電車が、乗客を入れ替えて戻ってきた。

下層フロアまでしっかり乗ってんなー。改めて人気を実感。
まあ鉄ヲタのみならず、いろんな方面におすすめできるアトラクションではある。2日フリーきっぷがついてくる(一昨年の乗車記録参照)のは、コレでウォーミングアップが済んだら普通の電車にもガンガン乗ってね、という戦略か。

伝統のブランド「利工民」のでっかい看板とともに見送る。

看板といえばこの荘士敦道、トラム沿線で昔ながらのものが観られる数少ない区間でもある。

歩道の頭上に看板。電車やバスの頭上にも看板。香港の景色の何割かは看板でできている。

その上に高く続く、いまどきのタワマンとは異なる質感の雑然とした壁面も、鑑賞するには楽しい。

運転間隔がバラけるのはいつものこと。しばらく来ない時もあれば、固まってどっと押し寄せる時もある。特に今日は土曜。週末ゆえの乗客や歩行者の多さによって偏りが出るのも、ある程度致し方なし。観てる分には行列ができるとおもしろいし、そもそもトラムに乗る時点で先を急ぐ人はそう多くなかろう(お急ぎの方は地下鉄でどうぞ)。

とにかく原色で走っているものが皆無と言っていいほど、ラッピングが基本となっている車両。今回も、過去の訪問で観たことのない新柄を多数見かけた。
すでにいくつか出している通り、投資や不動産にまつわるものは今回も多数。それ以外にも目立つものをここでいくつか収めることができた。実はこの日になって初めて観たものも多く、一部はちょうど運用交代の境目に当たったのかもしれない。

一昔前に流行ったような絵柄が特徴的な赤い車両。何かと思ったら、まさかの醤油(広東風)。

キャンバスをそのまま持ってきたようなアートな柄は、現地にお住まいの画家さんの作品。他にもセンスのいい柄のものがいくつかあり、その大半は近日開催される見本市や展示会等のイベント。最近の香港ではいろんな行事を積極的に誘致、もしくは主催しているようだ。

ちなみに、滞在中すごく頻繁に見かけた大腸がん検査のアレ、実は側面のインパクトがすごい。

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