OtiS IV

結婚して以来一度も新聞とってないので「チラシを観る」という行動から遠ざかって久しいのだが、昨今はネットでご近所のチラシが観れる。何の気なしに今日観たら、よく行くスーパーで鰹のたたき特売。晩ごはんになりました。物は使いようやね。
さて欧州旅3日め、また少々観光スポットめぐりを交えて。

地上に出る階段は電停と直結。その西端に立つと、これまた装飾的な橋が正面に構えている。

こちらは自由橋。という名を他の橋とともに知った時、あれ? となった。マルギット橋、セーチェニ鎖橋、エルジェーベト橋。ここだけ人名ついてない。
実はこの橋、当初はかつての二重帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の名を冠していた。が、その皇帝ご本人、残念ながらオーストリア本国と違ってハンガリー側では人気がなく、橋は戦後の修復時に名前を変えられて今に至る。てな経緯がありつつも、堅牢さと曲線美は当時の姿をとどめている模様。

そんな橋は、観ての通り電車も通行している。ここでしばし待機。

すると、異なる系統の車両が橋の上ですれ違い。

奥の柱のてっぺんには、大きく翼を広げた鳥の姿があしらわれ、堂々たる印象。鉄骨の端部に設けられた柱は、中段に擁する街灯の華麗さと、先端の繊細な装飾がとても美しい。そして全体にまとった薄い緑色、主張が強すぎず優美な色合い。そこにちょいレトロな黄色い電車。いいねぇ。

ちなみに橋としての全体像には、石造りのゲートも含むと思われる。あれ、ゲートに書いてある橋の名前が左右で違う。左に皇帝の名前、右に現在の名前。なんかちょっと安心した。
なおこちらの撮影地、厳密に言うと「電停内」というよりは「電停に出る階段の背後にある緩衝地帯」みたいなもん。入ってええもんか思案したが、なんのことはない、先客はいるわ後から他の客も来るわ。普通だった。とりあえず立ち位置はみんなでシェアすれば無問題かと。

せっかくなので、あの橋を渡ってみよう。

ちょうどいいところに西行きの電車が来たので、1区間乗って渡る。

対岸に着いて最初の電停 Szent Gellért tér で降りると、目の前に立派なホテル。ゲッレールトとは聖人の名であり、電停が名乗っている広場も、そして裏の温泉も同じように名乗っている。余談だが、だからといってこのホテル前で湧き水風に演出されている水場が温泉だとは言ってないのであしからず。

温泉だけ使う人は裏から入るらしい。翌日別のところで入る予定の湯に思いを馳せつつ、我々は向かい側の坂道へ。

ここに「ちょっとした高台」がありまして、そこから自由橋を俯瞰してみようというのが目的。

お、見える見える。橋全体のフォルムもよくわかる。

もうちょっと上がると、ホテルなどの重厚な建物と、その足元を行く電車を合わせて撮ることもできる。

しかし、登るのはこのくらいでやめておけばよかったと気づくのは、もう少し後のこと。

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