欧羅巴円舞曲 I ブダペストの空 (24) Keleti Pályaudvar : 1

今日は旦那さんがちょっと調子悪くてお休み。なので昼食も一緒に食べたんだが、やや物足りなかったので餅を追加。この暑いのに餅ですよ。食べきれなかった冬からの持ち越し(期限は年明けまでなので大丈夫)。今度冷やしぜんざいでもやるかな。
さて欧州旅3日め、今度はまた別の駅へ。

やってきた駅は、西駅同様、いやそれ以上に立派な外観をもつ建物である。

東駅。こちらも19世紀終盤に建てられた、凱旋門にも似た中央の構造物がひときわ目を引くが、どこかの宮殿を思わせる両翼の黄色も鮮やか。

他国とつながる国際列車の多くが当駅で発着するため、玄関口として実にふさわしい威厳が漂う。

のだが、実はその利便性と引き換えに「ブダペスト市内でも屈指の治安が残念な駅」という悪名も背負っておられまして。お高いカメラを手にした我々は、かなりの警戒心をもって構内へと突入する。機材をしまうリュックを、外側ではなく背中と接する側にファスナーがあるタイプに買い替えたのも、警戒レベルを上げるためであった。

とはいえ、昼間の構内は思ったよりも明るく、見通しもよい。よほど無防備にバッグが開いている等でなければ、見物する分にはヤバさ控えめ。念のため引き続き用心しつつ、案内板でも観に行くか。

国際列車が多いと言っておいてアレだが、そういうのが少ない時間帯だったようで。すぐわかるのは30分後の Railjet くらいで、後でよーく観たらティミショアラ(ルーマニア)があったくらい。あとは各駅とか快速とか特急(IC)がずらり。

日本みたいな係員さん常駐のわかりやすい改札がないのは、ここも同じ。ただし、

ホームの一角にはゲートが設けられており、「きっぷ拝見します」の文言も。うーん。今思えばちょっとくらいは入れたのかもしれんが、いくらゲート大開放でもそう言われると入りにくい日本人気質。

よって、ちょうどやってきた Flirt はゲートの外から覗かせていただくにとどめた。MÁV の財政状況はお世辞にもいいとは言えないようだが、それでも車両の更新とかは進めていかないとね。
まああれだ、移動日にもまた来るし。その時に自分が乗る車両も少しは撮れるだろうから、後日のお楽しみとしておこう。

てことで移動しよう。地下通路から、近年できたばかりの地下鉄4号線へ。

ん? なんかあの、地上駅と違ってとんでもなく近代的なんですがこれは。しかもこの吹き抜け多用した既視感ある空間。みなとみらい線かここは。

さらに、あとで旦那さんが気づいた点。4号線の車両 AM4-M4 はビジュアルこそ2号線と同一だが、運転士も車掌もいない完全自動運転だった。へぇ。どうやら Metropolis シリーズは有人無人どちらも発注時に選べるようだ。

そんな車両から Fővám tér にて下車。また tér か。

東駅とこの駅しか観てないけど、4号線全体が近未来的なコンセプトで統一されている模様。椅子ひとつとってもおもしろい。

あとこのタイプの接近表示器はブダペストではめちゃくちゃ新しい部類に入るはず。

そして最近の地下鉄あるある「新規路線が超深い」は国を問わないようで。

なお路面電車との接続もよろしく、地下と地上の電停を利用できる。我々は地上へと向かった。

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