新しい風吹く大阪 (1) 緑色の道・1

なんちゃって会社員を始めて最初の週末。業務内容は濃く、雰囲気は良く、って意味では順調。ただ休日好きなだけ寝られる幸せってのは、平日早起きするからこそ、よりはっきりと噛みしめられるものでございまして。
さて今回は年の瀬も押し迫った頃のお話。

クリスマスの3連休。最終日は単独で用事があったので、今のうちにと撮影に出かけた先は大阪市内。

きっとここに通路が連結されるのだろう、と予想していた通りの位置で、デッキには新しい通路が取り付けられていた。

そして眼下では「古い駅」が早速取り壊し中。ホームとその上屋はすでになく、その他の部分もどんどん解体。写真と記憶の中だけになったかつての景色を反芻しつつ進む。

てことで、本日最初の見物先は阪堺のニュー天王寺駅前。

あらまあ立派になって。案の定、電停正面から電車を見下ろすことはできなくなったものの、駅舎としてはこの方が断然いいことは一目瞭然。

窓口のコンパクトさは変わらないが、乗り降りの動線はきれいに整えられ、乗車案内も俄然モダンに。なにより雰囲気が見るからに明るくなった。

電停全体が西へシフトしただけで、入っていくと真正面に電車が着く構造は以前と変わらず。ただしホームは少しだけ広くなったように感じる。

デッキと地下道の両方に続く階段。そして奥にはエレベーターも新設。これからも使い続けてほしい、という思いが、きっとバリアフリー設備には込められている。

せっかくなんで、ちょっと乗りましょう。

あ、余談なんすけどこの「小室歯科」って学生時代から JR の駅ビルにあってですね、天王寺から地下鉄へ抜ける通路にいつも看板が出てて、ついつい目が止まるのは先生ヲタの仕様です。えーとそれはさておき。

定番の最後尾かぶりつき。駅舎の南面にはバッチリ阪堺電車の4文字。南海グループの一員であることをはっきり主張するようになったのは、いつ頃からやったかなぁ。

阿倍野までの短距離ではあるが、軌道移設に伴って行われた緑化も確認。ちょっと真冬なんで緑感薄いっすけど、これは夏が楽しみやね。

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