新しい風吹く大阪 (2) 緑色の道・2

旦那さんの風邪らしきものがなかなか治らず、買い物と家事以外はおとなしく過ごした週末。お友達の皆様の中にも体調不良の方がちらほらおられるようで、今年の風邪はしつこいのかな。って毎年似たようなこと言っとる気もするが。
さて引き続き12月下旬のお話、阪堺の巻後編。

松虫で下車。ちょい乗りでお布施したようなもんである。と、上り電車が接近。信号のタイミングがよく、発車前に追いつくことができた。

だいぶ存在に馴染んできた堺トラム。その輸送力が頼りにされているであろうことは、正月の話でも書いた通り。

近代化の象徴たる車両が、再開発の象徴たるビルをめざして走る。

大した距離でもないんで、現況確認を兼ねて歩いて戻ることにした。

阪神高速より南側には、いかにも昔ながらの商店がまだいくつも並んでいる。こういう店構えに昭和を感じる視点の持ち主もまた昭和の生まれ。

高架をくぐればもう阿倍野。こちらの電停も軌道移設に合わせて全面リニュ工事が進んでおり、上り電停は運用開始済。都電同様、床面を上げてスロープを付ける形でのバリアフリー対応をとったようだ。

ちなみに移設ってどのくらいずらしたのかというと、このくらい。高架下あたりで微妙に S 字っぽいことになってるようだが、スムーズに均すことはあるのだろうか。

さらに北へと進む。

緑化軌道の脇では、古い線路の撤去が淡々と進められている。

それにつけても、キューズとハルカスのコンビが揃って阿倍野の景色はがらりと変わった。そもそも昭和末期からあるベルタがキューズと同じ並びになるような位置で建っているわけで、再開発の歴史は長い。なんでも40年以上かけてようやく来年度計画完了ってことらしいから、まあずいぶんと時間かかったもんだ。

そんなこんなで駅前電停付近まで戻ってきた。

電停方向の眺めも、いかにも今時らしい景色へと変わりつつある。

相変わらず渋滞の多い車道の隣で、役目を終えた線路たちがボコボコになった舗装とともに別れの時を待っている。工事が進めばここも新たに車道となり、南北の行き来も少しはましになるだろう。

東岸に並ぶ小さなビルの連続した姿のみが、往時の面影を少しだけ残す。それを眺めつつ、JR の駅まで引き返した。

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