異邦人、香港に遊ぶ (11) 全景遊覧・3

いつもと生活リズムの違う1週間。せめて夕飯作りは楽をしようと、作り置き対応メニューをフル回転。肉じゃが、ポトフ、シチュー、カレー、おでん。しかしさすがに飽きてきた。どうせ一緒に食事するんやし、明日は煮物回避。
では引き続き香港トラム展望ツアーの模様を。

湾仔では自動車のメインストリートからひととき離れる。

おっ、さすがに工事終わってる。前回は絶賛改築中だった The Pawn、本来の姿を取り戻している模様。また明るい時間帯に来よう(そればっかり)。

この辺りも大小いろんな店舗が軒を連ねる。飲食店ありコスメショップあり。日曜夜ということもあってか、車よりも歩道からあふれんばかりの人の多さが目立つ。

そして気づけば、前方には電車の行列が。併用軌道であることに加え、自動車レーンが確保されていない部分もこのルートにはちらほら。ちょっとしたことで詰まりも発生するだろう。それを差し引いても、単純に乗客が多いような気もする。

いかにも地元民が使いそうな、カフェらしき店も煌々と光を放つ。

そうこうするうちに湾仔を抜け、大通りに戻ってきた。

遠くには燦然と輝くそごうマーク。手前には、香港のあちらこちらで頻繁に見かける「押」の看板。伝統的な質屋のマークで、屋号が入る部分は縁起の良いこうもり型、下の丸はお金を意味するらしい。

伝統的な看板といえば、やっぱりコレ。この形状。1文字ずつ書いた正方形を並べた形状は、レトロだし光りもしないけど自然と目を引く。

また高層ビルが増えてきた。思わず見上げると、やはり屋根がないゆえに普段の車窓とは印象が異なる。

出発から30分が経過。順調に進み、ぼちぼち銅鑼湾も近い。

進行方向に浮かぶ商店の明かりはいっそう賑やかさを増してきた。

でね。我々うっかりしてました。そごうが近づいて「あー早かったねーもうゴールか」って。このまままっすぐ行って終了のような気がしてたんですわ。ところが。見覚えのあるあのデッキの交差点で、右折。

あれ? あれれ? こっち来ちゃう? いや、これが正規ルートなんですわ。すっかり忘れてた。

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