それ行けカープ電車 (7) 夜の喧騒

ガクッと寒くなったなぁ。ちょい前まで「七分でええやろ」くらいだったと思ったら、もう長袖どころか上着すら欲しいレベル。窓を開けるのも換気が目的になってきた。近所ではくぬぎにすすき。秋っすね。
なわけで日帰り広島の巻、電車の話としてはラスト。次回おまけ予定。

夕方前に液体おやつ（クリームたっぷりラテ系）を摂ったとはいえ、そこそこ空腹の状態でお好み焼きよりチューハイを先に飲んだのが災いしたか、店を出る頃にはすっかりへろへろ。とりあえず八丁堀の交差点に出て、ちょっとベンチに座って休憩。

アルコール式手振れ補正がどの程度効いていたかは定かでない。

多少落ち着いたところで、駅前まで戻ることにした。サンフレッチェ号の紫一色の内装を眺めながら、揺られて進む。カープにしろこちらにしろ、現役選手が名乗りつつ車内放送をしてくれるのはいいアイデアだ。

てことで、駅前。新幹線まで少し時間をつぶそう。

夕方を過ぎると、運転頻度を上げるためだろう、駅前でも単車の姿を見かける頻度が増える。

それにしても、週末のお買い物需要にしては付近にやたら女子の姿が多い。なんだろうと首をひねっていたが、男子アイドル最大手のあの事務所のグループが公演していたことを後で知って納得。

さらに、明らかに外国からのお客様もやたら多い。10月頭といえば、やはり国慶節の影響であの国から大勢いらっしゃるようで。広島空港に夕方着く便があったんやろね。

と、目的から何から様々な人で賑わう中、アレがもう一度顔を出しにきてくれた。

結果、駅設置の優勝幕と優勝電車を一緒に収めることができた。本来想定していたモノとは違うけど、まあこれはこれで。

ちょうど JR 駅舎の広告照明が点灯し、車両を照らしてくれる瞬間も。

お祝いの心が詰まった車両は、きっと普段通りに淡々と、乗客を運ぶ任務を果たす。

こうして弾丸遠征はお開き。今回巡り会えなかったアレには、これからの日本一や来シーズンの優勝など、新たな登板機会があることを、気が早いながら願うばかりの当家であった。