欧羅巴円舞曲 I ブダペストの空 (27) Móricz Zsigmond körtér

数年前から夏の定番として買い続けている、塩タブレット。買いに行ったらあら大変。飴なら大量に売ってるが、気温で溶けず口の中ではすぐ溶ける便利なタブレットがほぼ壊滅。夏休みで一気に売れたかねぇ。明日もうちょっと探してみよう。
さて欧州旅、早いもので帰国から1ヶ月経ちましたがまだ3日めの話。

27番のバスは高台の住宅地を抜け、しばらく郊外を走って、まるで終点感も何もない平凡な停留所に行き着いた。ここから何らかの電車に乗り換えが可能なはずだが、はて。道なりに前進すると、景色が変わった。

ほぅ、これはなかなか立派なところに出たな。
Móricz Zsigmond körtér と、例によっていかにも人名っぽい名がついた広場。Móricz Zsigmond さんとは20世紀初頭の作家で、ただの tér じゃないのは「円形広場」みたいな感じっぽい。で、ここらにある電停すべて合わせると、毎度おなじみ Széll Kálmán tér に勝るとも劣らない数の系統が発着している。ブダ南部の市内交通における一大ターミナルのようだ。

広場に面した角に、庶民派旅行者にうれしい定番スーパー・SPAR を発見。水を仕入れて、乗り換え相手を探す。

あ、やっぱり19番と41番は迂回ルートだったんだな。改めて読むとはっきり書いてある(聖ゲッレールト広場から南駅に向かう大通りの名が Krisztina körút)。

広場周辺には新旧の建物が混在している中、外観が素敵なものも。あれはギムナジウムだと後日判明。言われてみれば、3年前に通りかかったスロバキアの校舎にもどことなく通じるものがある。

でだ。大半の路面電車はここを通過点としている中、数少ない全便当駅始発の系統がある。お宿へ一旦引き上げるにあたって最短距離となる6番だ。

ただし、しつこいようですが区間運転のため、途中で代行バスへのお乗り換えを余儀なくされるのは北側と同じ。バスがあるだけまだよかったとも言えるけど。先発らしき車両に乗り込み、しばらく待つと発車。始発だからって特に目立つアナウンスもなにもないのはヨーロッパ仕様です。多分。
ついでに余談。北半分で「4-6」と系統番号併記の上で区間運転となっていた、もう片方の系統・4番も、南側でペストからブダに渡った最初の電停までは完全に6番と同じコースで走っている。そこから2区間だけ別ルートとなり、最終的には Móricz から1電停南のあたりに着く。それだけのために分けるほど、どっちも重要な行き先ということか。

そんな4番と6番の暫定終点は Harminckettesek tere というところ。ただ、忘れてた(わかってなかった)ことがひとつ。

代行バスはなぜか1つ手前の Corvin-negyed から出てた。なんでや。まあ別に電停2個分くらいしか乗らんから構わんのだけど、微妙に損した気分。
ともあれ、こんな感じで運行されているので、電車が着くたびに電停からバス停への民族大移動が発生する。今の電車めっちゃ乗ってたし、バス混みそうやなぁ。あと暑い。ちょっと涼もう。

と、振り返ったところにちょうどマクドが。当たり前だけどこっちは普通の現代仕様。よく冷えた店内で、ソフトクリームをいただく。
それにしても今回ブダペストで使ったファーストフード店いずれも、店員さんに英語はまあ通じるけど、文字表記がマジャール語しかなくて参った。赤いやつがストロベリーかどうか尋ねないとわからんレベル。

その後改めて代行バスで最寄り駅に帰還。

あー、こっちの真っ黄色電車はまだ乗れてないねぇ。明日かな。

などと考えつつ部屋に戻って、夕飯前までしばしの休憩タイムとなった。

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